3学期は感謝する心を育てようある子どもが、お向かいの家に牛乳屋さんが、牛乳を配達にきていたようすを目にしたそうです。そこで、牛乳屋さんは、誰もいない玄関にむかって、「いつもありがとうございます。」と深々とお辞儀をして牛乳を置いていました。その子どもは、誰も聞いていないのに、「バカみたい」と思って、その話をお母さんにしました。すると、お母さんは「あの牛乳屋さんは、もう何十年と、いつも『ありがとうございます』と感謝の言葉を述べているよ。たいしたもんだねえ。」とさらりと言ったそうです。その子どもは、「バカみたい」と思った自分がバカみたいに思えたそうです。 大変寒い体育館でしたが、全生徒が目を輝かして校長先生の話に耳を傾けていました。締めくくりの3学期、3年生は最後の学期、感謝の気持ちを大きく育んでください。 3学期始業式
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
平成29年が始まりました。本日3学期の始業式を行い、酉年にちなんで、かつての名横綱双葉山が69連勝で終わったときに話したという、中国の故事成語の「木鶏」の話をされました。 【木鶏】最強の闘鶏をつくるように命じた王は、10日ほど経過した時点でし上がり具合について下問すると、紀悄子は 『まだ空威張りして闘争心があるからいけません』 と答える。更に10日ほど経過して再度王が下問すると 『まだいけません。他の闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立ってしまいます』と答える。更に10日経過したが、 『目を怒らせて己の強さを誇示しているから話になりません』 と答える。さらに10日経過して王が下問すると 『もう良いでしょう。他の闘鶏が鳴いても、全く相手にしません。まるで木鶏のように泰然自若としています。その徳の前に、かなう闘鶏はいないでしょう』 と答えた。 校長先生の巧みで含蓄のある話に生徒全員身を乗り出して聞き入ってました。皆さん、今年は「木鶏」を意識して過ごしてみませんか? |
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