献立名 ・鶏肉の竜田揚げ
・あつあげとおおさかしろなのみそ煮
・金平ごぼう
・たくあん
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 795kcal、たんぱく質 34.2g、脂質 20.6g
☆たくあん(沢庵)☆
一般にたくあんと呼ばれるのは、「沢庵漬け(たくあんづけ)」のことで、干しだいこんを米糠(こめぬか)と塩を混ぜた糠床(ぬかどこ)につけた漬物です。起源については、色々な説がありますが、よく言われるのは、江戸時代に沢庵(1573〜1645)という禅僧が考案したということです。また、これには言い伝えもあり、沢庵和尚が三代将軍徳川家光(1604〜1651)に提供したところたいへん気に入られたそうです。そこで家光はこの漬物を「沢庵漬け」と命名したということです。また、もともと関西発祥であっただいこんの漬物を沢庵禅師が江戸でも広めたともいわれます。ほかにもいろいろな説がありますが、いずれにせよ和食文化には欠かせない食品の1つであると思います。和食として提供されるとき、二切れであることが多いように思いますが、これは、武家社会の中で一切れは「人斬り」に、三切れは、「身斬れ(腹切り)」につながるとのことで、二切れで提供されるようになったといわれます。関西では、三切れは「三方(三宝)=仏・法・僧」につながって縁起が良いとされ三切れで提供されることもあります。
原料となるダイコンは、「みの早生(わせ)」、「練馬」、「宮重(みやしげ)」などの品種が良く利用され、本来の伝統的な製法では、秋に収穫した大根を晩秋から冬にかけて自然乾燥させて、塩漬けし、糠漬け(ぬかづけ)します。糠漬けすることで、糠からビタミンB1、B2などが移行し栄養価値が上がり、また、乳酸菌による免疫機能の活性化などの効果も考えられます。しかし、現在の市販品では、生のダイコンを調味液で漬けただけのもが多く、残念ながらこのような効果はあまり期待できなくなってきました。
※明日(1/25)は、ハヤシライスがありますので、スプーンのご用意をよろしくお願いします。