1月16日(月) 全校朝礼
校長講話(要旨)
おはようございます。 最近、一段と寒い日が続いています。風邪などを引かないように注意しましょう。そのためには「手洗い、うがい」です。外から帰った時は必ずおこないましょう。 今日は大震災の話をします。明日で、「阪神淡路大震災」から22年になります。22年前の1月17日、午前5時46分に大地震が起こりました。大阪も大きな揺れで、家ががたがた揺れました。びっくりして飛び起きましたが、大きな揺れが収まってテレビをつけてもどこが震源地だか、どれくらい揺れたのかまったくわからない状態でした。 しばらくしてからわかったことですが、当時の観測史上最大で、震源地は神戸で震度7、大阪でも震度4を観測しました。情報がないことは、正しい判断ができず、正しい行動をとることができません。神戸の街は大混乱しました。 先日、高学年では情報についての学習があったところですが、大切なことです。こうしてお話をしている時にも、大地震は起こる可能性があります。学校に先生がいるときは先生の指示に従って行動できますが、土日や学校がない時に正しい行動をとれるか、それが問題です。これからは、こういったことも想定して震災や防災の訓練も行いたいと考えています。皆さんも正しい行動をとれるように常に考えておきましょう。 では、「阪神淡路大震災」の時の神戸の学校の状況についてお話します。一番被害の大きかった東灘区にいた校長先生の妹から聞いた話です。 学校は避難場所になりましたから、教室、体育館、グランドも避難されてきた人でいっぱいになりました。しかし、校舎の一角には誰もいない教室がありました。そこには亡くなられた方のご遺体が安置されていました。入りきれなくなった人たちはグランドで毛布をかぶって夜を過ごしたそうです。 また、ライフラインも止まったままで、電気が回復したのは一週間後、ガスは80日後、水道は三か月後だったそうです。電気の止まった明りのない真っ暗の学校で夜を過ごすことがどれほど大変かわかるでしょうか?当たり前のことが当たり前でなくなるそれが大災害です。 この機会に、もう一度皆さんもそういったことを考えてみるようにしてください。 最後になりましたが、「阪神淡路大震災」で尊い命を失われた方は約6400名、そのうちの約60%が60歳以上、死亡原因は建物倒壊などによる圧死と窒息死が77%となっています。 なにわの宮 「フィールドワーク」「今、あなたたちが立っているところが天皇しか入れなかったところです。」と聞いてびっくりしました。今日の1日で古代の都のあった大阪にタイムスリップしたような経験をしました。この特別な体験を忘れないでください。(学校長) なにわの宮の復元「タブレット学習」地下の遺構もガラス越しにみることができ、特別な授業を受けることができました。 1月13日(金) 6年 社会見学 「大阪歴史博物館」そのあと、館内の展示を見て回りましたが、学芸員さんのお話を聞いていたので、より一層、なにわの宮の展示への理解が進みました。 発掘体験コーナーではボランティアさんの指示に従って復元作業も体験することができました。 1月12日 特別授業「難波(なにわ)宮」事前学習として大阪市文化部で「難波宮」の整備保存と「歴史博物館」の管理運営をしていた校長先生から6年生に特別授業がありました。 高津宮〜難波宮と平城京よりも平安京よりも古い、大阪に日本最古の都のあったこたや、その難波宮を発見した「山根徳太郎博士」のお話がありました。また、歴史博物館の見どころや「郷土大阪」についてのお話もありました。 明日の社会見学が楽しみです。 |