校長講話(要旨)
みなさんおはようございます。
日曜日の運動会ですが、1年生から6年生までみんなが力を合わせて団体演技、競技ともよく頑張りました。特に5・6年生の団体演技は練習も良かったですが、本番の出来が一番良かったと思います。
さらに、校長先生が特に素晴らしいと思ったのは、徒競走で転んだり、演技中に失敗したりしたときに、声をかけたり、手を差し伸べたりしている様子をよく見たことです。
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」とよく言ってきましたが、深江小学校の子どもたちはよくできていると思いました。
また、選手宣誓や優勝旗返還の様子をみて来賓席の方々より、「しっかりしている。素晴らしい。」とおほめの言葉をいただきました。皆さんを誇りに思いました。
さて、話は変わりますが、昨日ノーベル生理学・医学賞を大隅良典(おおすみ よしのり)先生が受賞されました。お話をお聞きしていると、ノーベル賞を取りたいと思ったのは皆さんと同じ小学生の頃だったそうです。みなさんはこれからですので、ノーベル賞やオリンピックの金メダルを取りたいほうだいです。しかし、夢や目標を持たないことには何も始まりません。ノーベル賞や金メダルだけでなく、まずは、夢や目標をもってください。
日本人は大隅先生で25人目のノーベル賞受賞となりましたが、日本人の第1号は深江小学校と関係のある湯川秀樹先生です。皆さんが、毎日登下校する際に正門を通りますが、正門横の石碑がありますね。あの石碑は本校の50周年を記念して湯川先生に寄贈いただいたものなんです。そこに書かれているのは中国の思想家の孔子の言葉ですが、簡単に言うと「学んだことを学ぶだけで、自分で深く考えないと自分のものにならない。また、自分が考え思うだけで、人から学ばなければ知識としては危ない。」と書かれています。
みなさんも、学習にスポーツにこの言葉の意味を生かしてほしいと思います。