中谷校長より「学校のチャイムをつくろう」について
今回の「学校のチャイムをつくろう」の授業は、
中央教育審議会の答申に示された子どもたちの学力に関する課題である 「学ぶことと自分の人生や社会とのつながりを実感しながら、 自らの能力を引き出し、学習したことを活用して、生活や社会の 中で出会う課題の解決に主体的に生かしていけるようにする」 ために学校教育を改善する、つまり、これからの 「カリキュラム・マネジメント」につながるものであると考えています。 (以下、中教審答申より) ※「カリキュラム・マネジメント」の実現に向けては、 校長を中心としつつ、教科等の縦割りや学年を越えて、 学校全体で取り組んでいくことができるよう、 学校の組織や経営の見直しを図る必要がある。 そのためには、管理職のみならず全ての教職員が 「カリキュラム・マネジメント」 の必要性を理解し、 日々の授業等についても、教育課程全体の中での 位置付けを意識しながら取り組む必要がある。 また、学習指導要領等の趣旨や枠組みを生かしながら、 各学校の地域の実情や子供たちの姿等と指導内容を見比べ、 関連付けながら、効果的な年間指導計画等の在り方や、 授業時間や週時程の在り方等について、 校内研修等を通じて研究を重ねていくことも重要である。 また、「解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解いたり、 定められた手続を効率的にこなしたりすることにとどまらず、 直面する様々な変化を柔軟に受け止め、感性を豊かに働かせながら、 どのような未来を創っていくのか、 どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え、 主体的に学び続けること。 自ら能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、 多様な他者と協働したりして、 新たな価値を生み出していくために必要な力を身に付け、 一人一人が、予測できない変化に受け身で対処するのではなく、 主体的に向き合って関わり合い、 その過程を通して、自らの可能性を発揮し、 よりよい社会と幸福な人生の創り手 となっていけるようにすること」 といった、 アクティブ・ラーニングの考え方も積極的に取り入れています。 さらには、ESD(Education for Sustainable Developmentの略) =「持続可能な開発のための教育」) の考え方にもつながるものと思っています。 以下、文部科学省ホームページ(日本ユネスコ国内委員会のページ)より転載 現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった 様々な地球規模の課題があります。 ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、 遠い未来までその営みを続けていくために、 これらの課題を自らの問題として捉え、 一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと (think globally, act locally)を身につけ、 課題解決につながる価値観や行動を生み出し、 持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。 つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。 こんな、「学校のチャイムをつくろう」に取組んでいます。 ぜひ、おこしください! がんばる先生支援事業 「学校のチャイムをつくろう」1
1月18日(水)の3時間目、講堂に全校の子どもたちが集まりました。
山本先生が話し始めます。 「昨日から、学校のチャイムが壊れてなりません。仕方ないので、スマホに入っていたブザーをマイクでひろって流しています。どんな感じですか?」 「何かイヤ」「ドキドキする」「落ち着かない」子どもたちが答えてくれました。 「何かいやですよね。そこで、先生たちでチャイムを作ってみました。そのいくつかを聞いてください」 5人の先生が、自分で作ったチャイムを演奏します。 今度は、各先生がどんなことを考え、イメージしてチャイムを作ったのか説明しました。 1.朝!すっきり!!スタート!!はじまりの合図! はっきりとした音 2.ほっこり、まったり、ひとやすみ ゆったり オルゴールみたい 3.がんばるぞ!ジャンプ! 4.かいだんをのぼったりおりたりして、ゴールをめざせ!! 5.さわやか、ウキウキ!シャキッとした音! でも切りかえ「さあ!やるぞ!」 がんばる先生支援事業 「学校のチャイムをつくろう」2
さあ、今度はいよいよみんながチャイムを考える番です。
まずは、チャイム完成までの流れを説明しました。 がんばる先生支援事業 「学校のチャイムをつくろう」3
次にどのニコニコ班(たてわり班)が、
どのチャイムを担当するのか知らされました。 がんばる先生支援事業 「学校のチャイムをつくろう」4
いよいよ、各班の担当の先生の支援のもと、
6年生が中心になって話合いスタートです。 |