修了式3月14日、3年生が素晴らしい卒業式で巣立っていきました。卒業式では在校生代表として出席してくれた皆さんも、素晴らしい式になるように協力してくれました。在校生を代表して、生徒会会長の福田さんが、落ち着いた立派な態度で送辞を述べてくれました。ありがとうございました。 また、22日には小学校の卒業式に参加しました。大きな歌声、堂々とした授与式等、感動の卒業式で、小学校の先生も涙を流しておられました。そんな小学校の卒業生が新入生として入学してきます。いよいよ新学年が始まるのだと気が引き締まります。 さて、いま2年生・1年生の代表に修了証書を渡しました。1年生、2年生の皆さん、修了おめでとうございます。修了するにあたり、最後の話をしたいと思います。 この1年間で、皆さんのことを叱ってくれた人がどのくらいいたでしょうか、先生、クラスの仲間、学年の仲間、部活動の仲間の中で、間違ったことに対してきちんとアドバイスしてくれる先生・仲間がどれくらいいたでしょうか。授業中のこと、友達関係のこと、学校行事、部活動と日々の生活の中で、皆さんのことを思って、叱ってくれる人はどれだけいたでしょうか。 以前に全校集会でも話をしたと思います。人間をダメにしようと思えば簡単です。その人の好きなようにさせればいいのです。わがままを聞いてあげればいいのです。間違ったことをしても、適当に同調していればいいのです。そうすれば人間は簡単にダメになります。 こんな話があります。今川義元という戦国大名が、徳川家康を人質に預かっていた時の話です。今川義元という大名は、徳川家康という人物のすごさを見抜き、ゆくゆくは徳川家康が自分の大きな敵になるかもしれないと考えました。そこで自分の部下に対して、「家康の言うことは何でも聞いてやれ」と命じたそうです。要するに、家康の言うことを何でも聞いて、人間としてダメにしてしまおうと考えたわけです。 このように、注意をしたり叱ったりするのは、何もしなければ人間はダメになることを知っているからです。 だから、本当の友達は間違いにきちんと意見してくれる。良い先生は間違いを指摘して正してくれる。それは、皆さんのことを本当に思っているからです。どうでしょうか。この1年を振り返り、注意してくれた人、叱ってくれた人のことを思い出してください。それが先生なら感謝してください。それが友達なら親友として大事にしてください。 そして今後は、その注意や意見をしっかりと受け入れ、自分の成長の役に立ててほしいと思います。 2年生は3年生になります。進路のことで悩むこともあるでしょう。不安になることもあるでしょう。そんな時に一番に支えてくれるのが、今まで自分の間違いを注意してくれた仲間です。 1年生も2年生に進級します。先生や仲間の言葉を素直に受け入れ、ますます成長してください。 進級するということは成長するということです。 4月からスタートする新学年での活躍を期待しています。 離任式離任式ICT研修お知らせ |
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