12月16日(月)〜20日(金)… 【1・2年】三者懇談【3年】進路懇談

第69回卒業証書授与式

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 国歌、大阪市歌に続き、成南中学校の校歌も大きな声で歌う69期生です。成南中学校の校歌はとても元気の良い、はぎれの良い歌です。普段は1番のみの斉唱ですが本日は3番まで響きました。すがすがしい幕開けです。
 在校生を代表しての送辞も、卒業生へのあこがれを伝えてくれる内容でした。答辞も途中、胸が一杯になって詰まってしまう場面もありましたが、ひとつひとつ声をつむいで、素晴らしかったです。会場からは大きな拍手をいただきました。素晴らしい卒業式になりました。

PTAから贈り物

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PTA会長からの素敵なご祝辞や心温まる謝辞、3年生の先生への花束贈呈、生徒への記念品の贈呈。本当にありがとうございました。PTAや地域の皆様に支えられて私たち教員が教育できることを痛感します。感謝です。

卒業生「旅立ちの日に」

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流石です。大きな声で美しいメロディに合わせて歌詞が染み入ります。
最後の行事をやりきってくれた69期生です。

第69回 卒業証書授与式

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 厳粛なムードの中、一人ひとり凛とした強さをもって卒業証書を受け取っていきました。しっかり目を見て、「ありがとうございました」と述べてくれる69期生を見て、生まれてきてくれてありがとうという感謝の気持ちで一杯になりました。

第69回卒業式 「式辞」

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 いつのまにか時は流れ、もう今日は卒業の日。誰もがこの卒業の日を遠いことのように感じていたのかもしれません。毎朝、黒板に綴られる担任の先生のメッセージも、皆さんを叱咤激励する学級通信も、もう卒業です。

 ご来賓の皆様、本日は公私ご多用の中、ご臨席賜り「第69回卒業式」を盛大に挙行できましたことを卒業生と共に、厚くお礼をもうしあげます。
 第六十九期生、百五十五名の 皆さん、ご卒業おめでとうございます。九年間の義務教育の課程を本日修了されました。心からお祝い申しあげます。

 私が皆さんと一緒に過ごしたのは、僅か二年間。皆さんが大人への階段を急いで駆け上がっていく姿をたくさん見ることができました。 三年生の先生が作った「思い出の映像」。入学式の動画を見て、ほほえましかったですね。「こんなに小っちゃかったんだ」「あどけない顔してるな」「大きくなったね」1年4組の列の最後から小走りについてくる様子もとってもかわいかったですね。3年生になって入試を前に朝早くから勉強がんばってきた69期生でした。左側にあるのは「巨大モザイクアート」1年生の文化祭で創りました。ブラジル国旗とトロフィーの絵が完成。サッカーワールドカップブラジル大会の年でした。この日のために3年生の先生方が大切に保管していたんですよ。

 「卒業文集」には3年間の思い出・喜び・後悔・成長したこと、そして、たくさんの感謝が綴られています。

【思い出】「一番の思い出は日々の休み時間です。授業と授業の間の十分間とお昼休みの二十分間。このわずかな時間にたくさんの思い出が詰まっています。鬼ごっこをしたり、ボール遊びをしたり、相談したり。たくさんぶつかって、その度にお互いをわかりあえました。ほんの少しの時間が三年間積み重なって、とても大きなものになりました」
「成南中学校は学校行事が盛んで、どれもみんなで協力する事を求められるような内容でした。そのおかげで自然と友達も沢山でき、困ったときや辛かったことも仲間同士で支え合うことで、乗り越えることが出来ました。入学当初の不安はどこへ行ったのやら。」
 69期生の団結力は群を抜いています。2年生の文化祭の劇では3年生を押しのけて勝ち進みました。3年生の運動会でのむかで競争。最後になった2組を全員で応援する69期生に感動しました。そして、運動会の最後の最後、覚えていますか?体育科の堀井先生、渡辺先生に全員で謝ったあの場面。自分たちの間違いに気づいたら素直に謝ることができる、自分たちを思ってくれる人を傷つけたことを心から謝れる美しい心を大切にしてください。昨日のプレ卒業式でも声を詰まらせて、声が裏返っても感謝を伝えてくれました。とってもカッコよかったです。最後まで伝えたいという思いが素晴らしいです。

 文集には自分の成長を綴ったものもあります。
【成長】「人との付き合いはとても難しいものです。妥協し、思いやる気持ち。これはこの先自分が成長していく中で一番大切にしていかなければならないことだと思います。この3年間たくさんの新しい出会いがあり、多くの人に支えられ、その度に自分の未熟さに気づかされました。」
 人との付き合いは本当に難しいものです。ですが自分の成長には欠かせないなのです。妥協は相手を大切にしているからです。でも、自分を大切にすることも大切です。相手と自分、両方を大切にできる方法を見出してください。

 そして「感謝」の心もたくさん綴られていました。
【感謝】「本当に感謝している人。それはある先輩です。その人はとても大きくて僕じゃ手の届かない位、上手でした。まじかで見ていて自分もあんな風になりたいと思いました。練習を見て研究したり直接教えてもらったり。おかげで選抜に入ることができました」きっとあなた自身もあんな風になりたいと後輩に思われていると思います。
 「『どんな時も、感謝の気持ちを忘れるな』とよく言われました。高校を決めることができたのも、担任の先生や学年の先生のおかげです。思い起こせば野球部に入れたのも先生たちの助けがあったからこそだと思います。助けてもらって今の自分があると思います。」先生への感謝の気持ちも大切にしてください。そしても家族への感謝も。
 「私が三年間、制服を着て学校へ通えたのは毎日遅い時間まで働いてくれているお父さんがいるからです。部活動に最後まで本気で頑張れたのは、誰よりも私を応援してくれたお母さんがいてくれたからです。毎日辛くても笑えたのは、面白い弟がいてくれたからです。勉強を頑張ろうと思えたのは私がきつい言葉を言っても見捨てずに笑顔で勉強を教えてくれたおばあちゃんと、少し怖いおじいちゃんが声をかけてくれたからです。私を支えてくれた家族に今まで言えなかった“ありがとう”を伝えたいです」

 三日前の三月十一日は東日本大震災が起きて六年がたった日でした。陸前高田の林の中に、戻らぬ人に綴った手紙を受け取るポストがあるのをご存じでしょうか。亡くなった兄と同じ年になった中学2年生の手紙を紹介します。
「兄ちゃんへ。久しぶり。元気?私は元気です。今は中学に入学して楽しくやってるよ。難しいけど、楽しいよ。いつも優しくて、大好きだったよ。思い返せば震災前、うでまくらとかしてくれたよね。急にどした?って感じだったよ。なんでかはもう聞けないね。いっぱい、いっぱい伝えたい「ありがとう」。もっといっしょにいたかった。私はお兄ちゃんが「大好き」だよ。ずっとね。これからも空で見ててね。あっ、たまには空から遊びに来てよ。私、看護師になるからね。またいつかお姉ちゃんとお兄ちゃんと私の三人でキャッチボールしようね。約束だよ」

 この世を去ってもつながっている絆の手紙がポストに投函されています。亡くなっても、ずっと自分の成長を支えてくれるのは「絆」です。69期生のみなさん。今支えてくれている家族や先生、友達に「ありがとう」を伝えることができる人になってください。そして成南中学校、この西成の町で育ったことを誇りに、幸せになってください。
 
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。六十九期生の子どもたちは、実に天心爛漫、手がかかることも一杯ありましたが、温かい心を運んでくれました。心からお子様のご卒業をお祝い申しあげます。
 
 いつの間にか時は流れ、もう今日は卒業の日。成南中学校最後の行事が卒業生の歌「旅立ちの日に・・」です。川崎偲司(かわさきさいじ)さんの指揮のもと、寺川愛里紗(てらかわありさ)さんの伴奏に合わせて、やる気・負けん気・超本気で69期生卒業式の最優秀賞を飾ってください。
               
  平成二十九年三月十四日 
                     大阪市立成南中学校長
                          菱田 準子

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