茶室では、お点前を見せていただいたあと、葛饅頭を一人ずつ菓子器から取り、友達が点てたお茶をいただきました。「もっと苦いと思っていたけど、お菓子の甘い味が口に残ってちょうど良いおいしさだった」「お菓子をいただく時、自分のことばかり考えていてはダメだと思った」など、緊張しながらも初めての体験に思いを深くしたようです。

朝会のあとで見かけた一場面。
ぬかるんだ中で朝会を行ったので、車イスのタイヤに泥がたくさんついてしまいました。教室に入る前に友だちが何人もぞうきんでその泥を落としていました。ていねいに泥をとろうとするがんばりと優しさを見て、気持ちよく一週間が始まりました。

「客になる」「お茶を点てる」「見学する」の、3つのグループに分かれて体験しました。茶室では、扇子の使い方、入り方、挨拶の仕方を学びました。

初めに先生から、千利休や茶の湯の歴史、お茶の葉の話、茶筅や茶杓など茶器についての説明がありました。

続いて、挨拶の仕方、お辞儀の仕方を教わりました。お菓子を菓子盆からいただく時も、隣に「お先です」と気遣うこと、お茶を入れてくれた亭主に礼を尽くすことなどをていねいに教えていただきました。

室町文化を学習した６年生が、旭区にお住いの茶道師範S先生に教えていただき、茶の湯を体験しました。更生保護女性会の皆さんも応援に来てくださいました。何回にも渡る打ち合わせをしてくださったり、今朝早くから準備に来校されたりと、子どもたちのためにご尽力いただきました。多目的室が、茶室に変身！！