色鮮やかな草花。

　酷暑の中でも、元気に咲いて、人々の目を楽しませ、心に潤いを与えてくれています。

　北中桜の蝉たち。あれだけ早くからやかましかったのに、ここに来てトーンダウン。

　今朝は９時過ぎからようやくです。

　蝉もお盆休みで、ゆっくりでしょうか？

　それにしても、素晴らしい青空と秋の雲に映える校舎、なかなか絵になります。

　北の方角は「北摂連山」。そして、西の方角は「六甲山地」です。

　大阪では珍しい、見晴らしの良い「大正区」。

　これも良さのひとつです。

　お天気が良くお盆休みと重なり、久しぶりに、学校から見える「大阪を取り巻く山々」が姿をあらわしました。

　万葉ロマンの「二上山」、大阪最高峰の「金剛山」、紀州との県境「和泉山脈」。

　明日は終戦記念日。

　そして、７２年前の今日は、大阪が最後の爆撃を受けた日です。

　狙われた「大阪砲兵工廠」。大阪城公園に今なお一部が残っていますが、５０回目の空爆が昼過ぎに始まり・・・。

　次の日はポツダム宣言が受諾されて戦争が終わるというのに、最後の最後まで大阪は爆撃で被害が出ました。

　最後の爆撃で多大な被害を受けた「京橋駅」。６００人近くがなくなったと記されています。
　現在はその地に慰霊碑が立ち、今年もたくさんの人々が集まって、追悼式が行われます。
　一瞬で命を亡くす戦争。生きるか死ぬか、本当に紙一重の日々だったのです。

　そして、それからの７２年の歳月が経ちました。
　しかし、この間、戦争がなく平和であった国は、世界約２００国の中で、日本以外に永世中立国のスイス、ブータン、北欧など５か国しかありません。

　日本の夏。原爆や空襲など戦争の悲惨さを伝承し、平和の尊さを確認する大切な季節です。