いよいよ今週の土曜日、11月18日は創立70周年の記念式典です。会場の都合で3年生と1・2年生は代表の生徒しか参列できませんが、全員で阪南中学校が70周年を迎えたことを喜び合いたいと思います。記念式典については、他の学校行事のように何回も練習して臨むということができません。ほぼぶっつけ本番になってしまいますが、みんなのことですから、きちんと立派にやり遂げてくれるものと思っています。よろしくお願いします。
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さて、〇〇周年ということで、お祝いをしますが、なぜ、周年のお祝いや記念の事業をするのでしょう。ちなみに、阿倍野の近鉄百貨店は今80周年ということで、記念の限定品の販売をやっています。この近辺ではあまり見ないかもしれませんが、皆さんは竹を知っていると思います。竹は、降り積もる雪の重さや強い風に耐え、しなやかにしなり折れない強さを持っています。その強さは節があるからです。同じように、我々の生活にも節が必要です。学校には、各学期の始めと終わりに、始業式、終業式があります。これも節です。途切れることなく続く時間に節を入れることによって、生活に張りが生まれ、新たな成長をしていくことができます。だから、創立70周年という大きな節に出会えた私たちは、そのことを幸せに思い、喜びあいたいと思います。
中国の唐の時代の書物に「創業は易く守成は難し」という言葉があります。「何事であっても、物事を新しく始めるのは容易だが、すでに出来上がっていることを引き継いで、衰えないように守りさらに発展させていくことは難しい」という意味です。
阪南中学校には、すばらしい校風や伝統が息づいています。これらを受け継ぎ、さらに素晴らしい阪南中学校にしていくために、それぞれがしっかりがんばっていきたいと思います。