10/10(火)、5年生で「総合的な学習の時間」の授業研究会を行いました。授業研究会とは、研究授業を教職員に公開し、それをもとに研究討議会を行うことで指導力の向上を図るものです。本校では、本年度、全学年で生活科や総合的な学習の研究授業を実施するほか、大阪市小学校教育研究会各研究部の研究授業や、若手教員の自主公開授業など全教員による研究授業に積極的に取り組んでいます。
5年生では、これまで身の回りのユニバーサルデザインについて、
体験活動や
調査活動を通して考えてきました。当日の授業では、調べたことを生かして、自分たちにできることは何かについて、「考えるための技法(思考ツール)」(写真上)を使って考えました。単元の当初は、困っている人を手助けすることやバリアを取り除くことに目が向きましたが、調べ進むうちに、
視覚障がい者や高齢者、妊婦さん等が通行しやすいように駐輪の仕方を考えるや、信号無視をしない、すべって転んだりしないようにごみのポイ捨てをしない等、ユニバーサルデザインの考え方に基づいて自分たちがバリアを作らないようにすることにも気づいていきました。この後、子どもたちの意識は、校内におけるユニバーサルデザインについて考える方向に向いていきました。