献立名 ・豚肉と野菜の煮もの
・鮭の塩焼き
・ふかしいも
・小松菜とはくさいのおひたし
・ごはん、牛乳
栄養価 エネルギー 783kcal、たんぱく質 36.2g、脂質 17.6g
☆栄養素について「炭水化物」☆
炭水化物は、炭素と水素、酸素の3つで構成され、炭素に水が結合したような形をとっていることからこの名が付きました。炭水化物は、エネルギー源である糖質として知られますが、人の消化器官では消化できないものもあります。消化できるものは、「糖質」として重要なエネルギー源となり、そのうちの消化できないものは「食物繊維」となり大きくふたつに分けられます。
糖質の栄養素としての役割はエネルギーの供給で、1gで4kcalのエネルギーを作り出します。私たちが食べた糖質は、消化器官で分解されて吸収され、血流にのって肝臓へと運ばれ、ブドウ糖につくりかえられます。そして血液とともに全身の各組織に運ばれ、エネルギー源となります。とくに脳は体重の約2%(1.2〜1.4kg)程度の臓器ですが、基礎代謝量の約20%のエネルギーを消費します。とくに脳のエネルギー源はブドウ糖だけとされていますので、糖質は欠かすことのできない栄養素です。また、植物は光合成で、炭水化物をつくることができますが、私たちは、残念ながら自分自身で合成することはできません。糖質が甘くおいしく感じるというのは、人間が長い歴史の中で獲得してきた大切な栄養素をとるための手段であると考えられます。
最近、炭水化物をぬくダイエットが流行しているようですが、その分、たんぱく質や脂質の摂取量が増えることになり、腎臓などの臓器に負担をかけることもあります。やはり、たんぱく質、脂質、炭水化物の摂取バランスであるPFCバランスを保つことが重要であると考えられます。
食物繊維は、人間の消化酵素では分解されないため、以前は食べ物の残りカスとしてあまり重要視されていませんでしたが、生活習慣病などの予防に役立つことがわかり、「第6の栄養素」とも呼ばれ注目を浴びるようになりました。
水溶性と不溶性の食物繊維があり、排便をスムーズにするだけでなく、余分な栄養素や有害物質の排泄、免疫力の向上、血圧上昇の抑制、ガン予防などの効果が期待されています。
※明日(10/27)は、文化祭のため給食は中止となります。来週は、10/30(月)が5校フェスタ(10/29)の代休となりますので10/31(火)より実施します。