スピードスケートで日本人初の金メダルに輝いた清水宏保選手の講演を聞く機会に恵まれました。清水選手は1998年 長野冬季オリンピック スピードスケート500M金メダル、1000M銀メダル。2002年ソルトレークシティ冬季オリンピック スピードスケート500M銅メダル。体は小さく(162センチ)、喘息の持病もあり、小さいころから病気ばかりしていたそうです。
そんな清水選手がスピードスケートと出会い、お父さんの厳しい練習にも耐え、スピードスケートで日本人初の金メダルを獲得。以下は講演の内容です。
自分をコントロールする。
・闘争心をコントロールする⇒気合を入れすぎると空回りする
・メンタルリハーサルをする⇒自分の行動を頭でイメージし、挑戦する
・感・即・動⇒感じたら即、行動に移す
当たり前の事を執念を持って行う
・目標設定⇒目標を設定する時は目的を考える
・常に改善する⇒人の良い所を真似、自分バージョンにかえていく
・常に危機感を持つ⇒現状に甘んじない。
オリンピック直前に交通事故に遭った。オリンピック出場も危ぶまれたが、今できることで最善を尽くすことを考え、結果、金メダル。
今の経験は10年後に生きる。10代で頑張れば20代で、20代で頑張れば30代で。しかし、10代で遊べば、20代で苦しむ。
アメリカ大リーグで活躍するダルビッシュ投手。彼が日本ハムに在籍している頃、清水選手は筋力トレーニングのために、夜中、日本ハムの練習場を借りていた。背後に人影を感じ、トレーナーに聞くと、ダルビッシュが来ていたとのこと。彼は種目の異なるアスリートの練習からも何かを学ぼうとする意欲のある貪欲な野球選手である。
チャンスは人によってタイミングが異なる。チャンスボールを拾えるか、色んなことに興味を持って貪欲に生きることが、それに繋がる事。
自分にとっての師匠を持つ。謙虚な人は応援してもらえる人になる。
大切なのは極めることではなく、続けること。続けると極めることが出来る。
道を選ぶときは厳しい方を選ぶ。それが自分への投資である。
座右の銘は【我以外、皆わが師】
田辺中学校の生徒たちが、この話を聞き、焦らずに自分の花が咲くときを待つことを願っています☆