講師の方が行っておられたアフリカのマラウイ（正式には、マラウイ共和国）のことを、写真を交えて話していただきました。世界地図で位置を見ました。アフリカ大陸の南東部に位置する国で、講師の方も行ってみるまで、よく知らない国だったそうです。一緒に働いていた現地のみなさんと一緒に写った写真や職場の写真も見せていただきました。写真のみなさんは、とても素敵な笑顔で写っていました。
　授業の終わりに、「今、みんなの周りには、今日選んでくれたもの以外にも、たくさんのものが手に入ります。でも、ものがあるから幸せなのかな？ものがなかったら幸せでないのかな？」と問いかけられました。４年生の答えの中には、スマホとかゲームとかはありませんでしたが、そういったものを無人島に持って行っても役に立ちません。「アフリカの人たちは、日本のようにたくさんのものがあるわけではありません。では、幸せではないのでしょうか？写真の笑顔を見るとそうでないことがわかりますね。ものがあるないで幸せかどうかは決まりません。きっと、みなさんは無人島に行っても、幸せに過ごしてくれると感じました。」と最後に結んでいただいて、授業が終わりました。

　各班の発表です。無人島に持っていきたいもの、それは何に使うのかを説明していきました。他の班の発表を聞いて、「なるほど」と思える場面もありました。

　続いて、発表の準備です。班ごとに、「無人島に持っていくことができるものの数が指定されました。」１つの班、２つの班・・・というように班によってすべて違います。班でまとめた意見の中から、さらにしぼって発表用画用紙に書き込んでいきました。

　出前授業の内容は、ワークショップ型学習「無人島ゲーム」です。「無人島ゲームってどんなことをするんだろう？」とわくわくした気持ちで学習が始まりました。
　「無人島に行く時に、持っていきたいもの」をまずは、個人で考えました。続いて、班で意見を交流します。お互いに、なぜ、それが必要なのかを説明し、班の友だちを説得します。そうして、班の意見を作りあげていきました。どの班もしっかりと考えを述べ合い、意見をだしあっていました。でも、表情は楽しそうで、笑顔も見られていました。

　住之江区では、今年度新たに「キャリア教育推進事業」を立ち上げ取り組んでいます。「キャリア医教育推進事業」とは、ＪＯＣＡ（青年海外協力協会）と連携し、日本とは異なる文化に触れ、考え、理解する機会を提供することを目的としています。
　４年生は、その事業の取り組みとして、ＪＯＣＡの皆さんにお越しいただいて出前授業をしていただきました。来ていただいた講師の方は、アフリカのマラウイという国に行って、活動されていた方です。はじめのあいさつの時に、アフリカのマラウイの現地語でのお話が始まり、みんなも思わずひきつけられていました。後で、みんなが素直なとてもよい表情で迎えてくれたと、講師の方も喜んでおられました。
　「海外へ行ってみたい人？」「行きたい国は？」の問いかけに、多様な国の名前が出てきました。講師の方もたくさんの国の名が出てきたことに少し驚いておられました。