昭和9年(1934年)9月21日の朝、近畿地方一帯を襲った室戸台風は、わずか数時間の間に広範な区域にわたって大きな被害をもたらしました。なかでも、鯰江第二尋常小学校(現、聖賢小学校)と鯰江第三尋常小学校(現、今福小学校)では、倒れた校舎の下敷きとなって多くの児童が死傷するという大変痛ましい出来事でした。今福小学校では33名の児童の尊い命が失われました。このとき犠牲となった児童の慰霊のために、榮照寺の境内に碑が建てられています。また、今福小学校にも昭和56年(創立50周年時)に慰霊碑が建てられました。