本市が採用している6年生国語の教科書に、「町の幸福論 ―コミュニティデザインを考える―」(山崎 亮 文)というのがあります。この学習を行った6年生の子どもたちは、実際に自分たちの町「北津守」のコミュニティデザインを考えました。そして、本日、西成区役所、西成区まちづくりセンター、鶴見橋中学校、北津守地域、本校PTA、それぞれの方々をお招きして、現在の町の課題をもとにして、自分たちが思う町づくりについてのプレゼンテーションを行いました。
それぞれの班の内容は
1班:「公園をオアシスの場へ」
季節ごとに、町のみんなにメッセージを書いてもらって公園をかざる。
町の人が公園に集まって、みんなでおにぎりを作って食べたり、
フリーマーケットをしたりする。
公園の遊具に手形アートをする。
2班:「人がにぎわう平和な町」
大型量販店の駐車場など広いスペースでフリーマーケットをする。
避難マップを作成する。
避難マークをめだつように赤色にする。
各家庭に避難完了マークを配り、災害時に使ってもらう。
3班:「人・心でつながる町」
空き家再生プロジェクトに取り組もうと考えました。
キャンドルナイトをする。
牛乳パックから作ったはがきで絵手紙を作る。
その絵手紙を空き家に掲示して美術館にする。
空き家を使って「ふれあいカフェ」を開く。
いろんな世代の人が交流したり、ペットカフェにしたりする。
4班:「変わろう!北津守の町!」
道路が狭く、夜間暗いことから、
道路にソーラーライトを置くようにする。
その費用は、キャンドル会などイベントを行って
その収益をあてていくようにする。
5班:「素敵な町・北津守」
町をきれいにするために、公園にごみ箱を置く。
ごみ箱には「北津守」の文字から作った「夢」の文字をプリントする。
ごみのポイ捨てをしないようにする。
各町会がもちまわりで、ごみを片付ける。
みんなの町だという意識を高める。
発表後、参加者のみなさんからは、よいアイデアが出ていた。継続性のあるイベントが考えられていて感心した。まちづくりってむずかしいが、みんなからの発信で町を変えていきましょうといった意見や感想がありました。
今後、子どもたちのアイデアが一つでも多く実際の形になるように、今度は、私たちおとなが考え、行動する出番です。