学年末テスト前学習会
2月22日(水)より、元気アップ地域本部主催で、学年末テスト前学習会を行なっています。本日はいよいよ学年末テストの当該週です。今年度のテスト前学習会も明日まで。
しっかり頑張っていきましょう。 本日の献立/2月26日(月)・焼きとうもろこし ・キャベツとにんじんのサラダ ・いよかん ・トマトスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 827kcal、たんぱく質 27.4g、脂質 28.8g ☆栄養素について「カルシウム(Ca)」☆ カルシウムは、骨や歯を形成し、体内に最も多く存在するミネラルです。私たちの体には一般的に、成人男性で約1kg、女性で約700g程度のカルシウムが存在しています。その約99%が骨、歯などに存在しているため、骨格を形成するという部分が重要視されがちですが、その残りの部分での働きにも注目する必要があると思います。 残りの約1%は血液や筋肉、神経などに含まれ、体の様々な機能を調節し、心臓の拍動、筋肉の収縮、神経の伝達だけでなく、ホルモンや胃液、唾液などの分泌などもコントロールし、血液の凝固にもかかわっています。カルシウムは私たちの生命維持にかかわる働きをしているのです。これらの働きにより常にカルシウムが消費されるため、不足すると生命にかかわることになります。そのため、血液中のカルシウム濃度が下がると、骨をとかしてカルシウムを供給するようになっています。しかし、この状態が続くと骨からどんどんカルシウムが減り、骨粗鬆症となっていきます。つまり、骨は骨格を形成しているというだけでなく、カルシウムの貯蔵庫にもなっているのです。しかし、無限に貯蔵できるわけではないので、日々の食事で十分な量を摂取しなくてはなりません。 カルシウムは、牛乳、乳製品、骨ごと食べることのできる小魚類、海藻類、緑黄色野菜、豆類とくに豆腐加工品(にがりの成分による)などに多く含まれ、それぞれの吸収率は牛乳・乳製品で約40%、小魚類、海藻類で約30%、野菜類、豆類で約20%となります。比較すると牛乳・乳製品の吸収率が高いため、カルシウムの摂取においてすすめられる理由となっています。しかし、めざしやみりん干しなど骨ごと食べることのできる魚介類、豆類、豆腐製品、海藻類を使用するなど、日本古来の食生活を見直すことでもカルシウムの摂取量を増やすことは可能であると思います。 カルシウムは、骨格を形成するとともに、生命維持にかかわる大切な働きを持った栄養素です。とくに成長期にある中学生とっては、身長を伸ばすというだけでなく、密度の高いしっかりとした骨をつくることで、将来にわたって貯蔵庫の容量を増やすことにもつながります。また、骨格を形成するためには、カルシウムだけでよいのかというとそうではなく、リン、マグネシウムなどのミネラルや、たんぱく質、ビタミンC・Kなどが必要であるとともに適度な運動による刺激も必要となり、その上で十分な睡眠をとることも大切です。結局のところやはりバランスのよい食事と適切な生活習慣が必要ということになると思います。 テスト前学習会
23日金曜日、放課後のテスト前学習会には36名の参加がありました。
今年度最後のテストに向け、図書室は凄い熱気に包まれていました。 土曜日、日曜日も学習会を行います。1人自宅では勉強が進まないという人は図書室で一緒に勉強してみてはいかが? 本日の献立/2月23日(金)・鶏肉と野菜の煮もの ・さといもの田楽 ・のりの佃煮 ・ふとだいこんのすまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 793kcal、たんぱく質 37.3g、脂質 19.4g ☆田楽(でんがく)☆ 田楽というのは、もともと平安時代にできた風習で、田んぼで太鼓などに合わせて踊り、田植えの前に豊作を祈る行事で、今も伝統芸能として残っています。ここでは、白い袴をはいて、上着を羽織った田楽法師が踊り、中には竹馬のような一本の棒に乗って跳ねて踊るようなこともあったそうです。 平安時代の末期になって、中国より豆腐が伝わり、豆腐を拍子木の形に切りくしに刺して焼いた料理が生まれました。室町時代に入るとすり鉢を使うようになり、みそをすりつぶした調味みそが生まれ、これを串に刺して焼いた豆腐にぬって食べる料理が流行しました。これが、前述の田楽法師の衣装によく似ていることから、この料理をいつのまにか「田楽」や「田楽豆腐」と呼ぶようになりました。その後の記録では、室町時代後期の連歌師宗長の「宗長手記」に「田楽たうふ」の記述があるそうです。当初は豆腐料理でしたが、1800年代になって、だいこん、芋、れんこんなどを使った野菜田楽や、こんにゃく、しいたけ、川魚などいろいろな素材を田楽として食べるようになったようです。そして素材をだしの中であたためてみそをつけて食べる「煮込み田楽」がうまれ、江戸後期になると、砂糖、しょうゆ、みりんなどで味つけしただしで煮込む料理に発展し、これが「おでん(御田)」となりました。短気な江戸っ子には、屋台で注文してから焼いたり、みそをつけたりすることが待っていられず、また、「みそを付ける」のは験(げん)が悪いということから、みそをつけずに、すぐに食べることができるおでんはたいへん流行したようです。関西では「関東炊き」「関東煮」などと呼ばれますが、からしをつけるのはみそをつけることの名残であり、素材の中に串付きのものがあるのも田楽とうふから由来するようです。 今日の給食では、ゆでた里芋に調味みそをつけています。 本日の献立/2月22日(木)・ちくわの磯辺揚げ ・ブロッコリーのからしあえ ・うずら豆の煮もの ・ごはん・牛乳 栄養価 エネルギー 756kcal、たんぱく質 31.5g、脂質 18.9g ☆あおさ☆ アオサは平安時代以前から食べられていたようで、中国の「本草綱目(ほんぞうこうもく/1596年)」やこれをもとにし、江戸時代に日本で発行された「本草綱目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう/1803〜1806年)によると庶民的な食べ物となっていたようです。アオサの仲間には、アナアオサ、ボタンアオサ、ヤブレクサなど約10種類ありますが、一般にアオサというとアナアオサをさすことが多いです。 アナアオサは、干潮線から水深1.2m付近の岩盤上に生育する藻類で、秋の終わりごろからあらわれ、冬から春にかけて繁茂します。すこし硬い食感があり、香りも少ないといわれますが、春先に若い芽をとって食べると、あざやかな緑色と磯の香りでおいしいです。汁ものや雑炊、酢のものなどに使われるほか、アオノリの代わりとしても使われます。また、三重県などではヒトエグサという別の海藻をアオサ、アオサノリの名で呼んでおり、こちらもおいしい海藻で料理や佃煮など利用も多いですが、アオノリのような使い方をするには、本来のアオサの方がよいようです。今日の給食でも、アオノリが品薄になっているため、青のりの代わりにてんぷらの衣に混ぜ、「磯辺揚げ」としています。 |
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