中学生地域防災リーダー育成研修会1
9月30日(土)、土曜授業終了後の午前11時から、「玉出中学校区地域防災対策実行委員会」主催の『中学生地域防災リーダー育成研修会』を本校の調理室・体育館を使って実施しました。
西成区役所市民協働課地域防災担当、大阪市西成消防署、自衛隊大阪地方協力本部中央地区隊からそれぞれ講師の方を招き、玉出・南津守の地域防災リーダーの皆さん、本校PTA役員・実行委員の皆さん、本校教職員のサポートのもと、「中学生防災リーダー」に応募した31名の中学生が研修会を受講しました。 玉出中学校区地域防災対策実行委員会・委員長である本校PTA会長・松原様から開会の挨拶があり、引き続き、西成区役所市民協働課地域防災担当の川崎様、竹本様の指導により、『非常食(アルファ米・五目御飯)づくり』の体験調理実習に取り組みました。 段ボールに入った50人分のアルファ米にやかんで沸かしたお湯を注いでいきます。 中学生地域防災リーダー育成研修会2
アルファ米にお湯を注ぎ30分程蒸らして出来上がりです。
その間を利用し、西成区役所市民協働課地域防災担当の竹本様から、西成区の防災対策について、地震・津波についての講話を参加者全員で聴かせていただきました。 講話終了後、出来上がった五目御飯を各班(6班編成)で容器によそい、PTAが用意していただいたフリーズドライの味噌汁で、非常食を試食しました。 予想以上においしくできた非常食を、みんなで楽しく味わいました。 中学生地域防災リーダー育成研修会3
『非常食づくり』の体験調理実習終了後、体育館に移動し、大阪市西成消防署地域担当司令・田中様をはじめ3名の消防士の方の指導のもと、応急処置の体験実習に取り組みました。
大災害を想定し、身近な物を使った応急処置として、ビニール袋を利用して火災現場から脱出する方法、サランラップやネクタイ、パンストなどを利用したケガの処置について教えていただきました。 消防士の方の説明後、各班で体験実習しました。 中学生地域防災リーダー育成研修会4
身近な物を使った応急処置に続いて、三角巾を使った応急処置の体験実習です。
三角巾で包帯を作ったり、腕を固定できるように巻いたり、消防士の方々や地域の防災リーダーの方々に教えていただきながら、中学生は真剣に実習に取り組んでいました。 中学生地域防災リーダー育成研修会5
応急処置体験実習に続いて、班対抗の防災クイズ『なまずの学校』に取り組みました。
『なまずの学校』は、昨年度の「中学生地域防災リーダー育成研修会」で指導していただいた神戸市のNPO法人「プラス・アーツ」が作成したカードゲームで、地震や津波などの災害が起こった時に役立つ「アイテム」を見つけるゲームです。 校長先生の進行のもと、中学生と地域の防災リーダー、PTA役員・実行委員の方々が協力しながら、48枚のカードから正解を見つけ出していました。 『なまずの学校』終了後、今日の研修会の締めくくりとして、自衛隊大阪地方協力本部中央地区隊隊長・村上様から「避難所の実態と地域防災リーダーの役割」をテーマに講話をしていただきました。 東日本大震災や熊本地震における被害の実態やその中での自衛隊の災害派遣活動、避難所の生活実態や中学生の役割など、貴重なお話を聴かせていただきました。 また、災害派遣活動時のパネルや自衛隊員の方々の非常食なども展示していただきました。 昨年度に引き続いての2回目の研修会でしたが、今回は、区役所、消防署、自衛隊の協力をいただき、充実した研修会となりました。 参加してくれた子どもたちは、地域やPTAの方々と一緒に、一生懸命に、楽しく研修に取り組んでいました。 今後も防災に限らず、地域に貢献できる人材育成をめざして、地域の方々と協力しながら取組を進めていきたいと思います。 ご協力をいただきました、関係諸機関の皆様、地域・PTAの皆様、ありがとうございました。 |
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