6年生が残したもの
菅北ジュニアバンドの定期演奏会が終わり、3年生部員が日記を書いてきたので紹介します。
****************************************************** 私は、土曜日にジュニアバンドの定期えんそう会をしました。 私たち3年生は、はじめての定期えんそう会だったので、わからなくて、きんちょうすることもあったけど、とても楽しかったです。 けれど、6年生たちがこれでさい後だったからかなしかったです。 今日、6年生からメッセージがあったので、とてもうれしかったです。 私は、今日のことは、ぜったいわすれたくないです。なぜなら今まで6年生がわからないことを教えてくれたり、とても上手な音をわすれたくないからです。 私は、あこがれをもって、いっぱい練習をして上手になって、6年生に見せたいです。 ****************************************************** ここに書かれている6年生からのメッセージとは、定期演奏会の中で6年生一人一人が自分の思いを発表したものです。今の6年生も、3年生の時に当時の6年生にあこがれ、努力を積み重ねてきました。 これは、ジュニアバンドに限ったことではありません。先日の「卒業おめでとう集会」の時に下級生全員が6年生に送ったお祝いメッセージカードにも、たてわり班活動で6年生がリーダーシップを発揮している姿のかっこよさや優しく面倒を見てくれた時のうれしさが綴られ、6年生が憧れ(=目標)の存在となっていることが見て取れました。 こうして菅北小学校の伝統は受け継がれていきます。 菅北ジュニアバンド 定期演奏会毎日の練習の成果が表れた、すばらしい演奏会でした。4月に入部した3年生も1年間の練習の結果、演奏会で立派にコルネットを吹けるようになっています(写真下)。 明日からは5年生がバンドを引っ張っていきます。上級生は自分がしてきてもらったように、下級生を指導していきます。このようにして、伝統は受け継がれ、定期演奏会も37年の歴史を重ねてきました。 子どもたちは、この活動を通して多くのことを学んできました。演奏会の中で6年生は、一人一人メッセージも読み上げています。そのうちの一つを紹介します。 卒業式に向けて6年生は、自分たちが主人公となる小学校最大の舞台です。昨年、5年生の時には在校生代表として卒業式に出席し、卒業生を盛り立てました。今度は、いよいよ自分たちの番です。一つ一つ行事が終わり、小学校生活が残り少なくなっていくにつれ、卒業に対する気持ちも高まっていきます。呼びかけの声の大きさや歌声の美しさには、ひたむきさが感じられます。 5年生の練習も始まりました。卒業式の主役はあくまでも6年生で、5年生は在校生を代表してそれを支える重要な役です。長時間にわたる卒業式では待つ時間が多いのですが、5年生にとっては最高学年を引き継ぐ儀式でもあるのです。5年生もしっかりと声を出し、真剣に取り組んでいました。 3月19日(月)は、すばらしい卒業式になりそうです。 卒業おめでとう集会この1年間、全校たてわり遠足や菅北ランドなど、たてわり班で活動する機会が多かったので、学年は異なるものの、班のみんなはすっかり打ち解けています。6年生は学校のリーダーとして、しっかりと下級生をまとめ、導いてくれました。1〜5年生は、その感謝の気持ちをお祝いメッセージカードに込め、同じ班の6年生に贈ります。6年生からはお返しに、各学年に手縫いの雑巾をプレゼントがありました。そのほか、6年生からはお礼の言葉や合奏のプレゼントもありました。 1〜5年生は卒業生に感謝の気持ちを表す時間に、卒業生には残り少ない小学校生活を下級生とともに有意義に過ごす時間となりました。 小幼交流 1年生が園児と昔遊び1年生は、先日、地域のみなさんから教えてもらった昔遊びを、おうちの人と楽しんでいます。今日は、もうすぐ1年生になる幼稚園の子どもたちを学校に招待し、遊び方を教えながら一緒に遊びました。この日に向けて、園児を楽しませることができるよう、遊びを練習したり、コーナーの準備をしたりしてきています。 小学校の中では一番小さく、いつもはお世話してもらうことの多い1年生ですが、今回は年下の園児を楽しませようと、張り切っています。幼稚園の子どもたちを楽しませようと、一生懸命、遊びを教える1年生の姿が頼もしく感じられます。始めは緊張していた園児たちも、一緒に遊ぶ中で気持ちがほぐれ、楽しく遊んでいました。 交流会後、園児たちは、校内を見学して回りました。講堂に戻ると、6年生が合奏の練習をしていたのでその演奏も聞かせてもらい、小学校の大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんはすごいなと感心しきりの様子でした。 1年生は園児の世話をすることで、自分の成長を自覚するとともに自分は役に立っているという自己有用感を育みます。また、幼稚園の子どもたちは、以前にも増して、4月の入学を楽しみにするようになったことと思います。 |
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