校長講話(要旨)
おはようございます。
昨日の3月11日で東日本大震災から7年が経ちました。
その時、産まれた子どもたちはここにいる1年生と同じ7歳になりました。この春、2年生になります。今まで経験をしたことがないような、マグニチュード9、震度7という大地震が東日本を襲いました。そのあと、この校舎の3階を超えるような大津波がやってきました。そして、約2万人の尊い命が奪われました。新聞で読みましたが、大津波にさらわれて子どもの行方が分からなくなったある母親は、7年たった今でも子どもの死亡届が出せないでいます。この子が生まれた証(あかし)が無くなってしまいそうで出せないそうです。
みなさんは、こうしてここにいることに感謝をしなければなりません。そして、未曽有の大災害にあったら、親からいただいた大事な命を自ら守るということを一番に考えて行動しましょう。
さて、今日で6年生は最後の全校朝礼になります。これまで、暑い日も寒い日もしっかりと校長先生のお話を聞く姿勢は素晴らしかった。朝礼台の上から6年生をずっと見てきましたが、深江小学校を代表する6年生としてとても良かったと思います。「ありがとう」
これまで、「夢や目標を持って一日一日を大切に」とよく言ってきましたが、これは口で言うほど簡単なことではありません。人間の心には「よしがんばろう」という心と、「しんどいやめてしまおう」という2つの心があります。誰でもこの2つの心を持っています。校長先生も含めて誰でもです。そんなときに、夢や目標があればが、「やめてしまいたい」「なまけたい」という心に「よしがんばろう」という心が勝るのです。ですから、夢や目標を持つことが大事なんですね。みなさん「夢や目標]を持ちましょう。
6年生は中学生になってもこのことを忘れないでそれぞれの「夢や目標」に向かって頑張ってほしいと思います。5年生はこの春から最高学年になります。深江小学校を代表して、下級生に模範を示すことができるよう、この6年生たちのようになってほしいと思います。
(写真)校長室前のアートフラワー「いつもありがとうございます。」
玄関掲示「テーマ卒業」