「いじめについて考える日」 5月7日(月)全校集会皆さんは、この連休をどう過ごしたでしょうか。部活動の大会に全力で頑張ってきた皆さん、文化部の皆さんもコンクールにむけての練習。また、作品づくりに取り組んでいます。3年生は、家庭訪問期間からゴールデンウイークにかけて、各教科の宿題がでていました。今日から教科の時間に提出になりますが、昨日の夜は、できてなくてしんどくなった人がいるかもしれません。 長い休みが続くと、ちょっと学校に行くのがいやだなと思う人もいるかもしれません。校長先生は、皆さんの元気な顔を早く見ることができたらとウキウキしています。でも、休みたいなあと思う気持ちはよくわかります。 今日は、大阪市のすべての学校で「いじめについて考える日」として取り組まれています。 いじめで一番悲しいのは 自分で命を絶つことです。その前に相談してくれたら、と保護者や大人は思うのですが、なかなか打ち明けることができず、悲しい結果になる報道をよくみます。 アメリカ大リーグで活躍する田中将大(まさひろ)投手のお話ですが、小学校時代の同級生である増田君が語ってくれました。 増田さんは小学校時代、非常に内気で大人しい性格でした。そのため、クラスの男子からいじめの標的とされ、プロレスごっこの相手役をいつもさせられていました。 クラスの他の生徒は見てみぬふり、非常につらかったそうです。そんなある日、いつものようにいじめっ子たちから、プロレス技を掛けられていると、マー君がやってきてくれて、こう言ってくれたそうです。 「もうええやろ、 止めたれや」 そういって、いじめっ子からかばってくれたそうです。そして増田さんを連れ出してくれて、一緒に仲良くしてくれたそうです。増田君は曰く、マー君が彼にとって初めての友達だったそうです。 その後、マー君は、増田さんをいじめっ子のところに連れていき、なんとプロレスごっこを始めたのです。しかし、それは、それまでのプロレスごっこではなく、それまで技を掛けられるばかりだった増田さんにも、いじめっ子に技を掛けさせる側もさせたそうです。 プロレスごっこは本来楽しい遊び。いじめとしてではなく、増田さんにも技を掛けさせてあげることで、公平さを与えるだけでなく、その遊び方や楽しさを自然と教えていたんです。マー君は、いじめっ子と増田君の両者の関係も良くさせようとしてのものであったと思います。いじめがなくなっても、お互いの溝が埋まらず、そのまま卒業は悲しいです。きちんと仲良しになって、普通に友達として接し合えるようになるのが真のゴールとの思いで関わりをして続けてきたようです。 マー君のように勇気ある行動がとれる人は、たくさんいません。しかし、傍観者として見て見ぬふりをしない人が増えてほしいです。また、毎日の学校生活で、人の弱みに付け込んだいやがらせをしたり、人と違うことでいやな思いをさせる人にならないように人間力を高めていってください。 今日から、6時間授業がスタートします。仲間の良いところをしっかりと見ていける皆さんであってください。 全校集会5/7(月)本日は雨天のため、体育館にて全校集会です。 放課後のクラブ 様子5月2日(水) 家庭訪問 最終日 天候が気になります。 |