ネット社会に生きる子どものために1 〜『スマホ18の約束』〜昨日は、ICTがらみの記事一色でしたが・・・ 情報化社会がすすむ昨今、 携帯電話やスマートフォン、パソコン等を介した事件やトラブルが連日のように報道されています。 子ども達が事件や事故に巻き込まれることがないよう、便利さの裏に潜む危険性をしっかりと教えることは、私たち大人の義務です。 2013年「東京新聞」に掲載され大きな反響をよんだ『スマホ18の約束』を分割して掲載します。よくお読みいただき「家庭のルール」の一助としていただければ幸いです。 (英語からの直訳なので少し読みづらい点はご容赦ください。) ●2012年、アメリカのボストン郊外で、 クリスマスに子どもにはじめてスマートフォンをプレゼントした 母親が書いた手紙です。 ★★★★★★ 『スマホ18の約束』1 ★★★★★★ グレゴリーへ、 メリークリスマス! あなたは今日からiPhoneの所有権を持つことができます。 やったね!責任感のあるお利口な13歳なので、このプレゼントはあなたにふさわしい。しかし、このプレゼントを受け取ると同時にルールや規則が付いてきます。以下の使用契約をゆっくり読んでください。 私の親としての仕事も分かって欲しい。あなたを健康で豊かな人間性を持った、現代のテクノロジーをうまく活用していける大人に育てなければならないといことを。 以下の規則を守ることができなかった場合、あなたのiPhone所有権もなくなります。あなたが大好きでたまりません。あなたと何百万個ものメッセージ交換をするのが楽しみです。 1.これは私の携帯です。 私が購入したものです。だから当然支払いもします。あなたに貸して いるものです。 2.パスワードは私に報告すること 3.これは電話です。鳴ったら出ること。 「もしもし、こんにちは」と礼儀正しく言いなさい。もし 画面に パパやママと出たら無視することなく必ず出なさい。 4.学校がある日は夜の7時30分、毎週末は夜9時に、親のどちらかに 電話を返却しなさい。 友達の親が直接出る固定電話にかけられないような友達なら、メール も電話もしてはいけません。 5.携帯電話は学校に持って行ってはいけません メールのやりとりを する子とは直接会話をしなさい。会話することは人生のスキルです。 6.携帯電話をトイレや床に落としたり破損した場合の修理費用はあなた の責任です。お手伝いや誕生日のお祝い金であなたに払ってもらいま す。こういうことは起こるから、準備しておいたほうがいいわよ。 ●少し長いので、約束を6つずつ、3回に分けて掲載します。 これぐらい毅然と子ども達に伝えたいですね。 (学校長) 真っ青な空が広がっています5月24日(木)、 思った以上に降り続いた昨日の雨でしたが、今は快晴。 雲一つない真っ青な空が広がっています。 明日は、 5月9日(水)に雨天延期になった5・6年生が「飛鳥方面」に遠足に出かけます。天気予報も全く問題ないのですが、残念なのは・・・ 明日は、東生野中学校の運動会なんです。「ぜひ、6年生にも入場行進だけでも見てほしい。」とお誘いがあったのですが、残念ながら参加することができません。 でも、東生野中学校校下は小中連携が盛ん。いろんな形で中学校との 連携を図ることができると思いますので、ぜひぜひ次の取り組み期待 です。 (学校長) わくわきどきどきタブレット 〜1年1組〜今日の記事はICT一色のような・・・ 4時間目、 1年1組の国語の時間「初めてのタブレット」です。 学校で初めて手にするタブレット、 一人一人が大切に受け取り、起動のさせ方やパスワードの入力方法を丁寧に教えてもらいました。 ○2枚目の写真は、 担任の先生のタブレット画面を書画カメラで大型画面に映し出して います。「ここにパスワードを。」と視覚的な指示が与えられるの で、子ども達は次に何をすればいいのか一目でわかります。 その後は、授業支援ソフト「ひらがなの学習」を全員に送信。(何度見てもこれがすごいなぁと思います)「あ」から順番に正しい書き順でひらがなの勉強です。 昨日と一緒で、全員のタブレットの様子は大型画面に表示。書き順が間違っている児童にはすぐに指導を入れることも可能です。 子ども達に聞いてみると、 「タブレットは初めて」という児童がいれば、「家で何べんも ゲームしてる」という児童も・・・ もう身近な機器と考えたほうが自然なのかもしれませんね。 ICT機器ってこんな風につかえるんです1 〜新任研修〜5月22日(火)、 今日の5時間目は、大阪市で今年採用された先生方を対象に、ICT機器を活用した新任研修公開授業。たくさんの先生方が参観に来校されました。 ●まずは、4年1組の理科の授業です。 単元は、「電気のはたらき」 乾電池に豆電球やモーターなどをつなぎ、乾電池のはたらきを調べ、 電気のはたらきについての考えを持つことがねらいです。 乾電池2個を用いた回路でモーターを回し、 乾電池のつなぎ方やモーターの回る速さ、電流の強さを記録していきます。乾電池の数やつなぎ方を変えると、モーターの回る速さが変わることがしっかり理解できたでしょうか。 電子黒板や書画カメラ、授業用パソコン、タブレットをフルに活用した、問題提議やめあての説明。参加した先生方も熱心にメモを取っておられました。 (学校長) ICT機器ってこんな風につかえるんです2 〜新任研修〜●続いて、6年2組の算数の授業です。 単元は、「文字を使って式に表わそう」 具体的な場面について、数量の関係を文字を用いて式で一般的に表し たり、文字を用いた式から数量の関係を読み取って具体的な場面に表 わしたりすることを通し、式の活用能力を高めることがねらいです。 問題は、 (1) 20 + X= Y (2) 20 − X = Y (3) 20 × X= Y (4) 20 ÷ X = Y どんな場面であれば、上のような式が成り立つのか、 その場面を考えてタブレットに書き込んでいきます。 例えば・・・ 20円のガムを買いました。次にX円のガムを買うと、 全部でY円になります。 (中学校で学習する2次方程式につながりそうな内容です) 今までの授業なら 子ども達がノートに答えを書いている間に、先生が机間巡視を行い、いろんな解答をしている子ども達に画用紙やホワイトボードを渡し、それを持って前での発表となるのですが・・・ 時代はほんとうに進んでいます。 先生の操作一つで、子どもたちがタブレットに書いた解答が電子黒板に映し出されます。その中から(1)の解答、(2)の解答だけを抽出することも簡単、必要に応じて、1人の答えを画面いっぱいに拡大することもできるんです。 おそらく本校の児童や先生方にとっては、当たり前のような授業風景。 でも、多くの学校ではまだまだこうしたICT機器をフルに活用した授業展開は定着していません。 参加した先生方にとってはきっと大きなお土産を持ち帰ることができた研修ではなかったでしょうか。 (学校長) |
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