昨日は、朝に大きな地震があり大変驚かされました。「天災は忘れたころにやってくる」という、寺田寅彦という人の名言があります。平成7年の阪神淡路大震災から23年、あの時はまだ布団の中にいましたが、先生も久しぶりに大阪で地震の大きな揺れを経験し、阪神淡路大震災の時のことを思い出しました。
南海トラフ大地震がこれから30年間の間に起こる確率は70%とも言われており、この地震が起こると大変な被害をもたらすと言われています。今回の地震もその前触れであるという人もいます。
皆さんが学校にいるときには、先生方が皆さんの安全を守るために最善の策をとり、指示を出してくれます。昨日、尾添先生からお話の合ったとおり、全校集会の集合も本校では、いざという時の訓練も兼ねているわけです。
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しかし、災害はみんなが学校にいるときにのみ発生するわけではありません。大きな災害が発生したときに、助かるか助からないかの境目となるのが「自助」「共助」「公助」の3つだと言われています。「自助」というのは、まさしく自分の命は自分で守るという事です。
次に「共助」です。これは、中学生の皆さんに最も期待されていることです。つまり、警察や消防、区役所などが現場到着する前に、地域の人たちと助け合うという事です。避難の際には、自分より小さい子やお年寄りを助けながら避難行動をとる、これが共助です。
この自助と共助で80%の人が助かると言われています。残りの20%が公助、つまり、区役所などの公的機関による援助です。
熊本地震の際は、本震と思っていた揺れの後にさらに大きな揺れがやってきて、大きな被害がでました。今回も余震が来るかもしれません。今、お話したことを頭において、いざという時、冷静に落ち着いて対応できるようにしてほしいと思います。