全校集会のお話し(中)
おはようございます。
今日はまた、本の紹介をしたいと思います。今回は皆さんが読みやすいように図書室にある本から捜してみました。 この本です。「マララ」。知っている人も多いと思いますが、マララさんについて少しご紹介します。 2014年パキスタンの17歳の少女 マララ ユスフザイさんが、「ノーべル平和賞」を受賞しました。史上最年少でした。マララさんは12歳の時に住んでいる地域にイスラム武装勢力(TTP)が侵入し「女子教育を禁じる布告」を発令したことにより、女子生徒が学校に行けない、勉強できないようにされてしまいました。マララさんは偽名でイギリス放送局にこの事実を知らせ、TTPを批判し、その後も登校を続けこの間違った制度に抵抗をしていました。そして、15歳の時に、TPPに頭を銃で撃たれ意識不明の重体になりました。その後イギリスの病院に転院し、幸いにも回復することができました。そして、国連では「子どもが教育を受ける権利を訴える」演説をしました。「テロリストは、銃弾で私たちを黙らせようとしたが失敗した。タリバンの子どもたちにも教育を受けさせてほしい。ペンと本を手に取ろう。それこそが最強の武器になる。教育こそが唯一の解決策だ。」と話したと言います。 自分の生命を脅かされている中でさえも、誰もがマネのできないほどの大きな勇気を持って、差別や偏見に立ち向かい、世界中の子どもや女性の権利のために闘っています。それを皆さんと変わらない年齢で。また、別の演説では、「誰もがみな才能があり、誰もが特別。自分を信じて頑張ろう」 と同世代の人々に訴えています。 今現在も、世界中に学校に行きたくても行けない、皆さんと同世代の人々がいます。本やペンのない生活、充分な食べ物のない生活、安全な水や、怪我や病気の時に充分な病院や薬のない生活をしている同世代の人々がいます。皆さんの普段の生活の中では考えられないと言う人もいるかも知れません。でも、今同じこの地球上で起きていることを少し考えてみてください。 何を思い何を感じるでしょうか。「人に何をしてもらおう?」ではなく、「自分に何ができるのか?」を考えられる人になって下さい。一人ひとりの人間に大きなことはできないかも知れませんが、それぞれが正しい意思を持ち正しく生きることはできます。皆さんには、ペンと本が身近にたくさんあります。それらを生かして自分自身をしっかりと成長させてください。そして、マララさんのように、同じ境遇にある人々に対する「愛」と、様々な困難に立ち向かう「勇気」を持ってほしいと思います。 終わります。 大雨による短縮授業について
おはようございます。
今回の大雨により交通機関の運転見合わせが発生しているため、本日は、全学年(1〜9年生)給食後に下校となります。また、明日に予定していました土曜授業(避難訓練)は、中止します。 なお、本日は「いきいき活動」もお休みです。 全校集会のお話
「 国民安全の日 」
おはようございます。 さて、昨日の7月1日は、何の日だったでしょうか? 皆さん、知っていますか? 実は、7月1日は「国民安全の日」という日なんですね。 いろいろな災害や事故から身を守るために、昭和35年から国民全体の安全に対する意識を高めるために、決められています。 さあ、最近、皆さんの安全を脅かすもの(こわいもの)として何が思いつきますか? そうですね。やはり、先日経験したような地震等の自然災害がとても心配ですね。すごくこわい思いをした人もいたと聞いています。 でもこわがっているだけでは、何もよくはなりません。 では、そうした自然災害に対して安全のために何か出来ることはありますか? 各家庭での防災用具の準備や家族との連絡方法、避難所の確認等、それぞれでできることもありますが、いざというときには、やはり周りの人との「助け合い」がとても重要になってきます。残念ながら、救急車やレスキュー隊の人が来るのは大きな災害になるほど、遅くなってしまいます。その場にいる人たち同士がどれだけ協力できるかが、みんなの命を救うことにつながっていきます。 今年も、次の土曜日、7月7日は土曜授業で「防災訓練」を行います。地域の方や消防署の方、区役所の方々と一緒にいろんな災害から安全に身を守る訓練を勉強します。万一の時にも、落ち着いて安全な行動がとれるように、ひとりひとりがしっかりと必要なことを身に付けていってほしいと思います。小中一貫校である本校では1年生から9年生までが一緒に防災に取り組めているとても大切な行事です。有意義な活動になるよう皆さんの頑張りを期待しています。 終わります。 |