鹿児島市からフェリーに乗ること15分。桜島に到着し、道の駅で昼食をとりました。お土産も買えました。

桜島へ向かってバスが走ります。
ふと、車窓を眺めると桜島火山が噴火していました。その様子に気づいた生徒たちからも歓声があがっていました。

館内では、一人一台配付されたタブレット端末を持って観覧しました。イヤホンからは音声案内があります。
壁にはびっしりと敷き詰められた隊員の写真。その手前に沢山の遺書。中央には特攻に関する遺品の数々が並んでいました。
遺書の内容の真意を読み取ることは現代を生きる私には難しいことですが、筆で書かれた文字の一つひとつから伝わる力強さや思いが心に響きます。明日飛び立つ若者がその筆先に込めた思いを感じて、自然に涙が流れました。
※館内は全て撮影禁止となっていますが、特別な許可を得ての投稿です。

平和セレモニーを行いました。黙祷、折り鶴の奉納を行いました。代表生徒による平和宣言が知覧の青空に響き渡り、多くの生徒、教師が涙ぐんでいました。幼い子がわんわんと泣きじゃくるのではなく、静かな涙です。この地の空気の違いを捉えて、生徒たちの背筋はまっすぐにのびています。

日頃の行いからでしょうか。この三日間こちら九州は雲ひとつない快晴が続いています。
流石に九州ですから、日差しが強く感じられます。ですが、時折涼しい風が吹いて半袖で気持ちよく過ごせる気候です。只今バスは茶畑を脇に送りながら知覧へ向かっています。
写真は、朝食とホテルの退館式の様子です。