昨日の広島の平和記念公園で開催された平和祈念式典。
子ども代表の2人の小学生の宣言文に心打たれました。(以下全文)
『人間は、美しいものをつくることができます。
人々を助け、笑顔にすることができます。
しかし、恐ろしいものを作ってしまうのも人間です。
昭和20年8月6日 午前8時15分。
原子爆弾の投下によって、街は焼け、たくさんの命が奪われました。
「助けて」と泣き叫びながら倒れている子ども。
「うちの息子はどこ」と探し続けるお父さんやお母さん。
「骨をもいでください」と頼む人は皮膚が垂れ下がり、腕の肉がない姿でした。
広島は赤と黒だけの世界になったのです。
73年がたち、私たちに残されたのは、
血がべっとりとついた少女のワンピース、焼けた壁に記された伝言。
そして今もなお、遺骨のないお墓の前で静かに手を合わせる人。
広島に残る遺品に思いを寄せ、今でも苦しみ続ける人々の話に耳を傾け、
今、私たちは強く平和を願います。
平和とは、自然に笑顔になれること。
平和とは、人も自分も幸せであること。
平和とは、夢や希望を持てる未来があること。
苦しみや憎しみを乗り越え、平和な未来をつくろうと懸命に生きてきた広島の人々。
その平和への思いをつないでいく私たち。
平和をつくることは難しいことではありません。
私たちは無力ではないのです。
平和への思いを折鶴に込めて、世界の人々へ届けます。
73年前の事実を、被爆者の思いを、
私たちが学んで心に感じたことを、伝える伝承者になります』
73年前を決して忘れず、語り継ぐことを大切にし、平和な世の中であるためにできることを見つけていける一人ひとりであってほしいと思います☆