スクールワイドPBS 5年国語(10月4日 1時間目)教室の入り口付近に本日のめあてが掲出されています。 これは、担任の先生からのメッセージで、毎日欠かさず提示 されています。 登校時や教室を出入りするときに、子どもたちが確認しています。 また、新出漢字は必ず一画一画丁寧に、先生が板書をしながら説明を するようにしています。 これは、エビデンスベースの『行動の見方:ABC分析』の考え方に 基づいて行われています。 『行動の見方:ABC分析』とは・・・ A・・・行動の前 B・・・行動 C・・・行動の後 AとCは、教え手側が変えることができるため、 具体的な問題改善に向けた方法を計画することができます。 行動の前「A」と行動の後「C」を工夫していくことで、 行動「B」を変えていくことができます。 本日の紹介場面は、行動の前「A」の工夫の例です。 これらの行動の前「A」の工夫があるおかげで、 子どもたちは、本日の学習に対して望ましい行動「B」が 理解しやすく、スムーズに行動することができます。 行動の後「C」の工夫については、また後日紹介いたします。 スクールワイドPBS 自主学習ノート(10月3日)本校では、児童たちの学習習慣の向上のため、『自主学習ノート』に 取り組んでいます。 できばえの素晴らしいノートは、カラーコピーをとって、どこが素晴らしかったのかを指導者が具体的にコメントをつけて、校長室前に掲出しています。 児童たちは、それを見ながら、お手本として参考にしていくとともに、 掲出された児童は、さらにいいものを作ろうと強化されていきます。 『スクールワイドPBS』では、このように 『効果の高いほめ方』が大切になってきます。 『効果の高いほめ方』のポイントは、次の3つです。 1.ほめられることが児童にとって、「うれしいこと」である必要性 (認められる安心感・信頼感がある必要性) 児童たちにとって「よいこと」「うれしいこと」であったら、 また同じ行動をしようと思います。 2.そのためには、「行動の何がよかったのか」を具体的に説明する ことが重要です。 3.そうすることで適切な行動をとることによる 「意味」や「メリット」を児童たちが理解できるようになります。 本校にお立ち寄りの際は、どうぞ『自主学習ノート』の取り組みをご覧ください。 スクールワイドPBS 委員会活動(10月2日 給食時間)担当の先生と打合せをして、すぐに放送をしているところです。 エビデンスベースの『スクールワイドPBS』では、教示とお手本を示して 望ましい行動が引き出されるために、次の点を大切にしています。 1.学び手にとって、その行動が十分に実行可能なものであること 2.教示とお手本の直後に、行動する機会が与えられていること 3.教え手の言ったことを実行すると上手くいったという経験があること すなわち、『スモールステップ』と『信頼関係』が重要ということになります。 本校では、この『スモールステップ』と『信頼関係』を大切に指導を積み重ねています。 スクールワイドPBS 3年体育(10月1日4時間目)3年生の先生が、子どもたちの中心で、お手本を見せながら一人一人に言葉がけを行い、運動会のダンスの指導をしています。 スクールワイドPBSでは、まず『望ましい行動を引き出す工夫』が必要です。 この場面での『望ましい行動を引き出す工夫』のポイントは2つ。 (1)必要な行動が何であるか言葉で伝える。 (2)お手本を見せる・視覚化。 です。 練習が始まってまだ数回ですが、3年生の子どもたちは生き生きと取り組み、早くもいい動きを身につけています。 『エビデンスベースの学校改革』とは・・・
エビデンスという言葉をたまに聞かれると思いますが、英語で「根拠・証拠」を意味します。よく医療の面で、「この治療法は効果がある」ということを「この治療法はエビデンスがある」といわれます。学術的には、「ランダム化比較試験(PCT)」で科学的に効果があることが立証されていることが、エビデンスがあるというためには必要です。『エビデンスベースの学校改革』は、まずアメリカ合衆国で取り組みが盛んになってきました。科学的に効果が立証されている(エビデンスのある)教育方法をいち早く導入してきました。今では、およそ20,000校が取り組んでいます。また、オーストラリア・ノルウエー・カナダなどにおいても取り組みが進んでいます。本校も今年度からこの教育方法を取り入れています。本校におけるエビデンスベースの具体的な内容は、「学校全体で取り組むポジティブな行動支援〜児童の「できた!」を引き出すポジティブ支援〜スクールワイドPBS」です。今後ホームページにおいて取り組みの場面や成果を報告していきます。乞うご期待ください。
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