メビウスの輪 反響
児童朝会の校長講話で紹介されたメビウスの輪。その際に出題された問題が、職員室前に掲示されています(写真上)。
いま、多くの子どもたちがその問題を実際に試してみて、その結果を校長室に報告に来ています(写真中)。「では、3回ねじったらどうなると思う?」と尋ねると、また試して、報告しに来ます。輪にねじりを加えただけなのに、本当に不思議です。 1回ねじったメビウスの輪の中心を切っていくと、一つの大きなねじれた輪ができましたが、帯の中心ではなく、端から3分の1ぐらいのところ(写真下の黒線)を切っていくと、またまた不思議なことが起こります。みなさんも、挑戦してみてください。 1年 生活科『つくって あそぼう』 オータムフェスティバル
12月6日(木)、1年1組が2組の子どもたちを招待して、「オータムフェスティバル」を開催しました。これは、生活科『つくって あそぼう』において、秋の自然物や身の回りの品々を利用して作ったおもちゃで遊んでもらう学習です。
1組の子どもたちは、先日の公開授業において、各グループが作ったおもちゃでお互いに遊び、改良点等をアドバイスし合いました。そして、そのアドバイスを参考にしながら、おもちゃや遊び方を改良してきました。「オータムフェスティバル」は、その改良したおもちゃで遊んでもらうというものです。そこに2組の子どもたちを招待するのは、誰に遊んでもらうためにおもちゃや遊び方を改良するのかという相手意識を持たせるためです。 友だちと一緒に豊かな体験活動に没頭させることで、友だちとともに課題解決に取り組む協同的な学びが成立していました。 スクールソーシャルワーカー
子どもは成長していく上で、学校において教員に加え、多様な価値観や経験を持った大人と接したり、議論したりすることで、より厚みのある経験を積むことができます。そのために、「チームとしての学校」が求められており、学校図書館補助員やスクールサポーターのほかにも、スクールソーシャルワーカー(SSW)が専門スタッフとして学校をサポートしています。
SSWとは、教育と福祉の分野において専門的な知識・技術をもつ人で、 問題を抱える子どもが置かれた環境への働きかけや関係機関等とのネットワークの構築、連携・調整などを行います。北区役所子育て支援室にはSSWが常駐しており、各学校の支援に当たっています。 本校には、毎週水曜日にSSWが来校し、子どもたちの支援に当たっています。 数学する心 −メビウスの輪−メビウスの輪は、細長い帯を1回ねじって両端をはり合わせたときに、表裏の区別ができない連続面となる図形のことです。 朝会では、1回ねじったメビウスの輪にマーカーで線を引いて表裏の面が区別できない(写真左)ことを確かめた後、校長先生がその線に沿って、はさみを入れました。ねじらない輪ならば、当然、切り離されて2つの輪ができます。さて、1回ねじったメビウスの輪では、どうなったでしょうか。結果は、写真中のとおり。一つの大きなねじれた輪ができたので、みんな、びっくりです。 最後に、2回ねじった輪(写真右・2回ねじったものは「メビウスの輪」ではありません)を作って、これならどうなるでしょうかという問題が出されました。しかし、その場で確かめはせず、答えは教えてもらえませんでした。実際に、自分で試してみて、できたら校長室に報告しにきてくださいと話され、朝会は終わりました。 朝会後、まつぼっくりを三角フラスコから出す問題の時と同じように、たくさんの子が校長室に自主学習ノートを見てもらいにやってきました。2回ねじった輪にはさみを入れると「え〜!?」という結果になります。中には、3回ねじった輪でも試した子がいました。このように、自分で試してみること、そして新たに課題を見付けるということが大切なのです。さて、2回ねじった輪にはさみを入れるとどういう結果になるのでしょうか? この記事をお読みのみなさんも、一緒に考えてみてください。 ちなみに、まつぼっくりの問題の答えは、「フラスコの中に水を入れる」です。まつぼっくりは、水分を含むと、開いていたかさを閉じるのです。職員室前に置いていたまつぼっくり入りのフラスコに、実際に水を入れて実験するなど、多くの子どもたちが答えを見つけました。 睡眠の大切さ −北区学校保健協議会保健大会講演から大会では、理化学研究所健康計測解析チーム・チームリーダーの水野敬先生から「眠りから育む 子どもたちの健康−学習意欲と脳機能発達」という演題での講演がありました。先生が強調されたのは、以下のことです。 夜更かしによる睡眠不足は疲労の蓄積を生み、その結果、学習意欲が低くなり、注意力も低くなります。そうなると、脳の力が低下して、授業もよく分からなくなってしまいます。 この疲労の蓄積を防ぐためには、睡眠が大切です。しかし、夜に強い光を浴び過ぎると、睡眠が妨げられます。そのため、テレビや動画の見過ぎ、パソコンやスマートフォンの使い過ぎには注意が必要です。 また、朝から食欲を高め、朝食をしっかりとることや、学習の様子から「ほめる」ことを大切にすることもお話されました。「早寝・早起き・朝ごはん」が言われるのは、このような科学的根拠があるんだということがよく分かった講演でした。 |
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