「しつけ」と「しむけ」
私を含めて、たいていの保護者は我が子の「しつけ」をするときに「○○してはいけない」「○○しなさい」というような命令形が多いようです。ただ、子どもとは、もともと反逆性を持っています。いったんはその命令や禁止に従うけれど、そのうちに背反して守らなくなったりするようになります。そうなると、保護者としては親の権威を傷つけられたということで「怒る」ということになります。この繰り返しが「しつけとは怒ることなり」となってしまうのです。「しつけ」という言葉の中にあるべき「しむけ」が案外おろそかになっているような気がしています。保護者が子どもを追い立てるような「しつけ」と違って、「しむけ」とは保護者が我が子に範を示しながら、後からついてこさせるということです。もしも、子どもがへこたれて遅れてしまったら、その時こそ叱ればいいのではないでしょうか。「怒る」のは保護者のエゴが多いですが、「叱る」のは子どもに対する励ましになります。さて、まもなく、冬休み。子ども達はクリスマスだ、お正月だと楽しみにしていますが、長い休業は案外、自分の力でやらなければいけないことが多くあります。子どもが困れば、困らせてみませんか。怠けていて味わう負担感も勉強の一つになるはずです。この冬休みは子どもを自立に「しむけ」るもってこいの機会になると思います。
児童朝会山茶花
童謡「たき火」
かきねの かきねの まがりかど たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ きたかぜ ぴいぷうふいている さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ しもやけ おててがもうかゆい こがらし こがらし さむいみち たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ そうだん しながらあるいてる 童謡の「たき火」です。子どもの頃、学校で歌われたことがある方も多いかもしれません。一昔前はたき火は当たり前の光景で、ついでに焼き芋などもして楽しみの一つでもありました。でも、今の時代となっては、いくら寒い日だとしてもむやみにたき火をするわけにはいきません。場合によっては、消防署や警察署からきついお叱りを受けることになってしまいます。冬の風物詩でしたが、仕方がありません。ただ、歌詞の中に出てくる「山茶花」は今も変わらず咲いています。金塚小学校の正門を入ったところの「山茶花」が今年もしっかり花をつけています。 大阪市立金塚小学校昼休み |