第2回 算数部基本研修会 その2
その2
平成30年度 全体会をおこないました。新しいメンバーも加えて、今年の研究目標を確認し、年間計画を話し合いました。 研究主題を 「異年齢の児童が互いに協力し、自主的、実践的な集団活動を通して、 豊かな人間関係を形成する力を育成するクラブ活動の創造」 とし、新学習指導要領に示された『身につけさせたい資質・能力』を育成するべく研究を進めていきます。 その研究の中で、 10月25日(木) 田川小学校 球技クラブ 11月29日(木) 高松小学校 イラスト・マンガクラブ の授業研究会を行います。 また、2月15日(金)には、九条南小学校で2年次発表を行います。 ぜひ、ご参加ください。 6月26日(火) 研究リーダー研修会を開催しましたはじめに、副会長の三枝校長先生から、研究紀要や教育論文などの、実践的な論文の書き方について講演がありました。 具体的な論文を資料に、子どもたちの現状から課題意識が生まれること、その課題を克服するためにどんなことに取り組むのかを論理的に説明する必要があること、またアンケートなど数値化できるものも活用して、取り組みの有効性を示していくことが大切であることなどを学びました。 その後は、玉村副会長の進行で、2つの班に分かれ、所属する研究部で現在課題となっていることについて情報交流しました。 やはり共通した課題は、継続的な部員の参加が少ないこと。学校の行事などで参加できない部員が多く、土曜日などの研修にもなかなか参加できない日々の忙しさがあることも語り合いました。 次回は、この課題を解消できる大胆なアイデアを持ち寄ることにしています。 次回も、多くの研究リーダーの参加を期待しています。 第2回 算数部基本研修会
6月15日(金)に第2回算数部基本研修会がありました。
前半は、小西豊文先生による講演「数表のたし算、ひき算」でした。数表を計算機として使うというものです。「23+45」であれば、数表の23からスタートで下に4つ(10の位)、右に(5つ)進むと68にたどり着くというものです。(※写真参照)数表の操作で視覚化することで、数の増え方を学ぶだけでなく、プログラミングにも繋がるという内容でした。 後半は、村松委員による「直方体と立方体」の模擬授業でした。ボール紙で作った正方形の辺にペーパーボンドを塗って、6枚使って立方体の展開図を学習するというものです。具体物を操作して、自分で考えた展開図を組み立てることにより、念頭操作(頭の中で展開図を組み立てること)に繋がります。 次回は8月31日(金)に阪南小学校で第3回基本研修会があります。お誘い合わせの上、ご参加ください 第1回算数部基本研修会を行いました。算数の指導の指導の仕方について学ぶために多くの方が足を運んでくださいました。 前半は甲南女子大学教授の小西豊先生から算数教育の基礎講座の講話がありました。 後半は1年生の模擬授業「おおきいかず」を矢田委員がしました。 前半の小西先生の講話は1年生「図形の分解・合成」についてでした。東京書籍では、2月下旬の単元「かたちづくり」(下P.64〜68)で指導するものです。 具体的な操作(実際に図形に触れながら色板を動かし、つなげたり、離したりする操作)をする前に念頭(頭の中でどんな図形になるかイメージすること)で予想をさせ、結果について見通しを持たせることが具体的な操作を実証するために重要であるということでした。 その中でも、念頭操作は、ただ頭の中でイメージするのではなく、身体を使ったイメージ操作を重視することが大切とおっしゃっていました。例えば、三角形を合成した図形のシルエットに三角形がいくつか隠れているか指でなぞって分解することで、図形の概念の深い学びが実現できる手立てとなるということです。 後半の模擬授業は、「おおきいかず」(東京書籍P.33〜50 1月指導単元)の中の「かずのならびかた」についての指導方法でした。教科書巻末の数表を使うのでなく、数字の上に目隠しをして、どんな数が隠れているか考えることで、児童が意欲的に取り組めるという仕掛けがされていました。ある程度、数字が出てきたところで見通しを持たせ、数表の縦、横、斜めから数の並び方に決まりを見つることができるというものでした。最後に、数表の「90」の下に既習である「100」まで見つけさせ、数表が完成しました。チャレンジ問題(まとめの後の活用問題)は、数表の100以降を考えるということでした。 とても、内容の濃い基本研修会でした。次回は、同じく阪南小学校で6月15日(金)6時30分から第2回基本研修会を行います。内容は小西先生による2年「数表を使ったたし算」の講話と中学年の模擬授業が行われます。 このホームページを見て、少しでも参加してみたいなと思ったら是非、お越しください。途中からご参加で結構です。お待ちしております。 |