学校長式辞(要旨)
皆さんは「少年よ、大志を抱け」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは明治の初めのころ、現在の北海道大学の前身である札幌農学校の教授として日本人に近代農業を伝えたクラーク博士の有名な言葉です。
実はこの言葉には続きがありました。続きを読んで初めて、クラーク博士の伝えたかったことがわかります。
「若者よ大志を抱け。それはお金や自分のためだけではない。また、人が言う名声などと言うものであってはならない。人間として備えていなければならない、あらゆることを成し遂げるために大きな志をもて。」
つまり大志とは、お金持ちになろうかとか、出世して偉くなろうとかという小さな志ではありません。人として人格を高め、学びつづけ、人としてあるべき姿や生き方を求め続け、人のために役立つような大きな志を持ちなさいと言う意味です。
みなさんも、夢や志を持ち続け、自分のなれる最も素晴らしい人間になってください。
「夢や志を持って一日一日を大切に」皆さんの今後の活躍を祈っています。