まだ少し寒いなぁ、と首をすくめながら見上げると…

咲きました！

校門の桜のが数輪咲いています。

玄関のパンジーも可憐に咲いています。

入学式まで約１週間となりました。

後もう少し、もうちょっとだけ待ってね、と桜に話しかけました。

実は1年生はもうすでに一泊移住に向けて、取り組みの真っ只中です。

班長が決まり、班長会が中心となって、準備に余念がありません。

写真は『集団考動』の練習風景です。

先生は見ているだけで、全て担当の班長が動かしています。

カバンや靴を整理して置くのも、紛失を防いだり、全体の行動を素早くするためです。

この日は38秒で並べられました。

短時間で、ピシッと考動できたので、残りの時間はレクをして楽しみました。

ボールを協力して運ぶレースです。

お手本を示しているはずの先生達も、あらら…

男子と女子の大きな輪を作ってボールを運ぶレースでは

バトン（ボール）タッチの時に

外側からタッチされる方のグループがさっと回りを包み込み、

タッチする方はその間から素早く抜けていきます。

息があっていて、まるで波が寄せては返すように見えました。

桜のつぼみが膨らんでいるように、

1年生の一人ひとりの中に、もう2年生の先輩としての顔が育って来ているようです。

3月20日は３学期最後の授業日でした。

５限目の大清掃を終えてさっぱりした後、

６限目は学年集会でした。

全員で大きな輪をつくり、1分間スピーチをしました。

この1年で印象に残ったことや、自分が成長したことについてなど

あらかじめ文章を考えて、紙に書いてきていたのですが

ほとんどの人は紙を見ないで、仲間に語りかけるように発表しました。

次の文章は、その中の一人のことばです。

私がこの1年で、印象に残ったことは、一泊移住…？体育大会…？いいえ、日々の小さなことです。先生の笑い声、ガラスが割れた日のこと、忘れ物調べがゼロを達成した日のこと、…などなど。今日ですべてが終わってしまうような気がしますが、これは次の始まりの始まりです。

修了式の日に、何気なくこんなことを言っている人達のがいました。

「2年生にもなりたいけど、このクラスじゃなくなるのがイヤやねん」

「あーもう1年生が終わりなんて、イヤやなー」

「一生1年生でええわぁ」

きっと、2年生の最後にも同じことを言って、名残を惜しむのでしょうね。

過ぎてしまえば、あっという間の日々でした。

今日は平成30年度の修了式でした。

校長先生から、1年生と2年生の代表生徒に、修了証が手渡されました。

校長先生からは、この1年間を振り返るお話がありました。

生徒アンケートの結果についても、

きめ細やかな解説がありました。

写真の通り、友達を大切にしている人は、ほぼ100%。

学校生活が毎日楽しい人は、ほぼ90%、

行事などに積極的に取り組んでいる人は、95%でした。

現在の南中生の、温かく仲の良いところが浮き彫りになった結果でした。

自分達の良いところは良いと認めて、

足りないところは何なのかを考え、

新年度はさらに豊かな実りある年にしてほしいものです。

今日は4月並みの暖かさだったそうです。

すると、昼休みにまた運動場から声が聞こえます。

今度は口々に

「１組はそっちに並んで〜」

などと言っているようです。

並ぶ？

なんと、2年生のクラス対抗スキップリレーが始まっていました。

男子も女子も皆一緒で、必死ながらも

笑いが絶えないようすに、

見ているこちらの心もホッコリしたお昼休みでした。