卒業式前日予行と準備も終了し、ついに残すは本番のみとなりました。 小学校・中学校の卒業式は一生に一度しかありません。そして、その記憶、思い出は児童・生徒たちにとって一生の宝物になることは間違いありません。 8年前には、東日本大震災で卒業式を迎えることができなかった小学生・中学生がたくさんいます。 こうして仲間に囲まれて卒業式を迎えることができることに幸せを感じ、お世話になった人たちへの感謝の気持ちを胸に、明日は立派な姿で小学校・中学校生活を締めくくってほしいと思います。 小中合同、卒業式練習小学生も加わった全校児童・生徒そろっての合同練習となり、いよいよ本格的なものとなってきました。 昨日の合唱と演奏の練習に加えて、今日は卒業生の入場から卒業証書の受け取りの練習も行いました。 卒業してく児童・生徒たちは、入場時の歩き方や証書の受け取り姿勢まで、先輩として後輩たちの手本となる素晴らしい姿を見せてくれました。 練習終了後には、3年生から後輩たちへ贈るメッセージや合唱などのサプライズもあり、素晴らしい感動をもらいました。 明日はいよいよ卒業式の予行です。 卒業式当日を意識して取り組んでほしいと思います。 卒業式の練習今週の木曜日には、いよいよ卒業式が行われます。 この日の4限目は1,2年生のみで卒業式当日の合唱、演奏の練習でした。 生徒たちは、本番が近づいているため真剣に取り組んでくれました。 明後日には予行演習が予定されています。 先輩たちの花道を飾れるように頑張ってほしいと思います。 進路学習について(中2)同日に3年生の公立一般選抜があったこともあり、開始からしっかりと自分のことと捉えて授業を受けることができていました。また、園からも職員の方々が来てくださり、生徒とともに進路について考える機会になりました。 まず始めに、「就きたい仕事や夢」にテーマを絞って授業が展開されていきました。 具体的なイメージを持っている生徒、まだイメージを持てていない生徒と様々でしたが、来年の今頃には受験があり、「就きたい仕事や夢」をイメージすることが進路選択の第一歩だということで、前向きに授業に取り組んでいました。 基本的な受験制度や、進路決定までのスケジュール等を確認し、少しでもイメージを持てるようにと、学校紹介の動画等を視聴してイメージを膨らませていきました。 学校一覧表を見て、学校の位置や特色、そして進路先などを確認していると「この高校ってどんな学校ですか。」 「○○科ってどんなことを学ぶのですか。」 といった声が自然と聞こえてきました。 興味を持って自分自身で情報を集め、進路を選択していく第一歩としてはとても充実した時間でした。 今後も継続的に進路指導を行い、自分自身で未来を切り拓いていく力の育成をめざしていきます。 全校集会の様子今日の全校集会での校長先生のお話は「命」についてのお話でした。 岩手県の大槌町には「風の電話」と呼ばれる電話線の繋がっていない黒電話と、1冊のノートが置かれた電話ボックスがあります。 来訪者はその電話ボックスで、亡き人に思いを伝えたり、ノートに気持ちを書いたりされます。 今岡校長先生は子どもたちに震災の被害の大きさと、この「風の電話」について紹介され、この「風の電話」を毎日利用している方のお話をされました。 この方は、震災で家族を亡くして喪失感に苛まれ、生きる気力を失っていました。しかし、炊き出しで受けた恩に生きる活力を見出し、命や支えてくれる人に感謝して前向きに生きることができるようになったそうです。するとそれまで、「風の電話」で伝えていた喪失感や悲しさが、「ありがとう」や「がんばるからね」などの感謝の言葉や前向きな言葉にかわっていきました。 生きるということは辛いこともたくさんありますが、生きている限り様々なことができます。 少し振り返ってみても、私たちは様々な人々の「支え」によって生きています。 校長先生はこの話を通して「目前に控えた卒業式は、これまで支えてくださった方々に感謝の気持ちを伝える機会です。」とまとめられました。 震災を振り返ることで「毎日、当たり前に生きていけることに感謝する。」ということを再確認することができました。 |
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