「フランダースの犬」(岩波書店)の翻訳もされているオランダ文学者の野坂悦子さんが出版された「ようこそロイドホテルへ」という絵本のパネルをお借りして、図書室の書架の上に展示しています。ロイドホテルは、1921年にオランダ・アムステルダムに建てられた実在のホテルです。第2次世界大戦時には、ドイツ軍のユダヤ人収容所になったり、戦後はオランダの刑務所や少年院になったりしました。現在は芸術家の人々の手により改装され素敵なホテルに生まれ変わっています。その約100年間の移り変わりを、ロイドホテルに住みついたハツカネズミのピープー一家が、振り返り物語るという絵本です。
連休後もしばらく展示していますので、ぜひご覧ください。