校長メモ 9月3日(火) うれしい手紙
仙台市の中学校の陸上部部長の生徒さんからお手紙が届きました。私は出張で学校にはいなかったのですが、夏休みのある日、数時間運動場をお貸ししたのです。というのは、長居陸上競技場で行われた陸上の中学全国大会に出場するために新大阪ホテルに宿泊されており、レース前の調整をしたいので運動場を使わせてもらえないだろうかと、訪ねて来られたのです。
お手紙には、校庭を使わせてもらい調整練習ができたので、400mリレーで準決勝まで進むことができましたと、感謝の言葉が綴られていました。 ホテルを発たれる時にもお礼に見えたそうですが、改めて手紙をいただき、とてもうれしく思います。今、とても爽やかな気持ちです。本校の子どもたちもこんな素敵な中学生になってほしいと思います。 運動会全体練習今日は、川崎先生の指示をききながら、赤白に分かれての並び方や「気をつけ」「回れ右」の仕方などを練習しました。初めてで戸惑う1年生の姿も見られましたが、一生懸命練習していました。少しずつ慣れていきましょう。 今朝は暑さも少しマシでしたが、これからの練習は、暑い日にも行われることもあると思われます。保護者の皆様におかれましては、水分補給のための水筒のご用意や体操服の洗濯など、ご協力よろしくお願いいたします。 校長メモ 8月30日(金) 子どもの「学び」をプロデュースする
大阪デザインセンターの主催する研修会に参加して来ました。プロのデザイナーが学校の授業をプロデュースするとどうなるか!面白いチャレンジです。特別講演は、京都大学准教授塩瀬隆之先生、同志社女子大学特任教授上田信行先生によるちょっと型破りな対談で、とても刺激的でした。
「教える」ことが、子どもの「学び」を阻害しているのでは。子どもの好奇心を信じて、メーカースペース(自由に何かやってみる、夢中になれる作業場)をつくることが必要。試行錯誤しながら子どもは「気づく」、それが「学び」、アクティブラーニングとはそういうこと。アクティブラーニングをティーチング(教える)ことはできない。子どもに任せて「気づき」を引き出すような授業ができるか!が重要である。 お二人の考えには共感しますし、その意識を常に持っていたいとぼくも思いますが、いかに効率よく正解を導き出すか、教科書を進めることに追われる今の教育システムでは、教員の意識や工夫だけでチャレンジするのは難しいと思うのが本音です。「学校とは何か」「学びとは何か」について社会的な議論が巻き起こり、社会的な価値観の転換が図られる必要があるのではないかと感じています。子どもが努力も苦労もいとわず、熱中できるようなそんな活動こそが、大きな「学び」を生み出すであろうことを心に留めて、色々と制約のある中でも、子どもの好奇心を刺激するアクティブな学校をつくっていきたいと思います。 児童集会給食室 |
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