平中だより
平中だより「第11号」をアップしました。配布文書よりご覧ください。
本日の献立/1月29日(水)・きゅうりのバジル風味サラダ ・パインアップル(缶) ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 857kcal、たんぱく質31.4g、脂質 25.9g ☆シチュー(stew)☆ シチューというのは、野菜や肉類をブイヨンやソースで煮込んだ料理の英語名による呼び方で、フランス料理で言うとラグー(ragout)となり、16世紀後半から17世紀前半にフランスで料理として成り立ったものとされています。 日本へ伝わった時期は明確になっていませんが、1871年(明治4)に出された東京の洋食店(南海亭)のメニューに「シチウ(牛・鶏うまに)」の名が記載されていたそうです。そして、明治の中頃にはビーフシチューを中心とする小麦粉とバターでつくったブラウンルウを使用し、デミグラスソースなどで味つけをしたシチューが各地のレストランに普及していったようです。今日の給食でも、手作りのブラウンルウをしたビーフシチューにしています。 また、私たちがよく目にするシチューには白いシチューもありますが、これは日本で考案されたもので、第二次大戦後、栄養補給のため学校給食のシチューに脱脂粉乳が加えられ、「白シチュー」としてホワイトソースを使用したシチューが広まりました。その後、1966年(昭和41)に国内の食品会社から「クリームシチューミクス」の名で発売されたルウが人気商品となり、クリームシチューの名が定着しました。今の日本では、シチューといえば主に茶色いものと白いもの2種類を思い浮かべると思いますが、白い方についてはカレーライスなどと同じく日本で独特の変化をした料理の1つで、海外でもクリームシチューの名とともに日本の料理として紹介されているようです。 本日の献立/1月28日(火)・水菜の煮びたし ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 757kcal、たんぱく質31.0g、脂質 16.5g ☆水菜(みずな)☆ ミズナは、日本原産とされるアブラナ科の野菜で、京都で古くから栽培されている京野菜の1つです。関西以外では、「京菜(きょうな)」の名で呼ばれることが多いです。山城国(現在の京都府南部)の地誌である雍州府志(ようしゅうふし/1682年)には「水菜」の名で記載がありますが、それ以前からすでに栽培が行なわれていたようです。当時から、人糞などを使わずに、畑に流水を引き入れて栽培したことから、この名がついたようです。冬が旬の野菜で、「水菜が並ぶようになると冬本番」といわれます。 ミズナにはカロテンとビタミンCが豊富で、そのほかカルシウムや鉄、カリウムなどのミネラル成分や、食物繊維も多く、栄養バランスのとれた緑黄色野菜です。また、ポリフェノールが含まれていることから、美容野菜としても注目されています。 鍋もの、サラダ、あえもの、漬物などいろいろな料理に使われ、大阪では水菜の歯ざわりを生かした「はりはり鍋」が有名です。 今日の給食では、豚肉と合わせて煮びたしとして使用しています。 ※3年生は、進路懇談のため明日(1/29)および1/30(木)の給食はありません。 本日の献立/1月27日(月)・焼きミニハンバーグ ・ごぼうサラダ(マヨネーズ) ・プチトマト ・牛乳 栄養価 エネルギー 917kcal、たんぱく質30.3g、脂質 27.0g ☆カレーライス☆ カレーライスは、インド料理をもとにしてイギリスで考案されたものですが、日本では独特の発展をし、「国民食」といわれるぐらい、私たちの食生活になじみのある料理となっています。 日本で初めてカレーの名が紹介されたのは、福沢諭吉の「増訂華英通語(1860年)」で、「Curry(コルリ)」として表記されているそうです。その後1872(明治5)年「西洋料理指南」、「西洋料理通」という料理本でカレーライスの調理法が紹介されました。しかし、まだこのころはタマネギやじゃがいもを使ったものではなく、今のようなカレーライスが定着したのは、明治の終わりごろとされています。そして、1905(明治38)年になり、初めて日本製のカレー粉が発売されて普及もすすみ、西洋料理店や旧日本軍のメニューを中心として提供されていたものが、一般の食堂やそば・うどん屋などでもメニューとして扱われるようになり、次第に大衆料理として発展しました。1926(大正15)年になると、粉末のカレールウが「ホームカレー粉」として発売され、家庭料理としても利用しやすいものになりました。現在よくつかわれている固形のルウは1954(昭和29)年に初めて発売され、その後さまざまなカレールウが発売されるようになり、ますますおいしい料理として発展してきました。 今日の給食は、豚肉と金時豆を使ったカレーライスです。 1年生百人一首大会の様子 |