3月9日(月) 朝のあいさつ
おはようございます。
以前、勤めていた学校で、校長先生が病気で学校不在となりました。その時、私たち残された教職員協力して、生徒を盛り上げていかなければいけませんでした。その学校の生徒指導主事で、保健体育科、陸上競技部の顧問の先生が、当時、楽天イーグルスに所属していた嶋基宏選手の話を生徒にしたことを、今でも覚えています。東日本大震災の話です。 聞いてください! 試合終了後の、楽天イーグルス 嶋基宏選手のスピーチ 「本日は、このような状況の中、Kスタ宮城に足を運んでいただき、またテレビ、ラジオを通じてご覧いただき、誠にありがとうございます。この球場に来ることが簡単ではなかった方、ここに来たくても来られなかった方も大勢いらっしゃったかと思います・・。 地震が起った時、僕たちは兵庫県にいました。遠方の地から家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱きながら全国各地を転戦していました。報道を通じて被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時の事を考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できたことが信じられません・・・。 震災後、選手みんなで「自分達に何が出来るか?」「自分達は何をすべきか?」を議論して、考えぬき、東北の地に戻れる日を待ち続けました。 そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を「目」と「心」にしっかりと刻み、「遅れて申し訳ない」と言う気持ちで避難所を訪問したところ、皆さんから「おかえりなさい」「私たちも負けないから頑張ってね」と声をかけていただき、涙を流しました。 その時に何のために僕たちは闘うのか、ハッキリしました。 この1ヶ月半でわかった事があります。 それは「誰かのために闘う人間は強い」と言うことです。 東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。 絶対に勝ち抜きましょう、この時を。 今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。 絶対に見せましょう、東北の底力を! 本日はありがとうございました。」 緑中学校のみなさん! 卒業式前です! 公立入試前です! 絶対に乗り越えましょう。今、この時を! 絶対に勝ち抜きましょう、この時を! 今、この時を乗り越えた向こう側には、強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。 絶対に見せましょう、緑中学校の底力を! 公立高等学校一般選抜受験者向けの自主学習の場について
公立高等学校一般選抜を受験する生徒向けの自主学習の場を次の日程で設けることになりました。希望する生徒は注意事項を確認し、参加してください。
日 時:3月9日(月)・10日(火) 9:00〜11:00 場 所:多目的室 (参加人数によって、場所を変更することがあります。) 注意事項 1.公立高等学校一般選抜を受験する生徒 2.8:45〜9:00の間に登校 3.途中入室・途中下校はできません。 4.各自で自習教材の用意をしてください。 5.各自マスクの用意をお願いします。 6.かぜや熱等の症状がある生徒は、参加できません。 7.保護者の許可を得てください。 3月6日(金) 朝のあいさつ
おはようございます。
学校休業中にみなさんにぜひ紹介したい話があります。 高校生のときにはまって、よく読んだ本です。 團伊玖磨 『パイプのけむり』です。 その中の「神々の朝」を紹介します。 時代背景は、昭和の時代で、コンタクトレンズなども高価であった時代です。3人の幼い子どもを一人で育てている女性の話です。 強度の近視のため、仕事も生活も充分にできないのですが、仕事に励み、乏しながら生活もようよう安定してきました。3人の子どもたちは、お小遣いをため、お母さんのためにコンタクトレンズを買いました。優しい子どもたちの愛にとり囲まれている幸福なうれし涙と、異物をはじめて眼に入れた痛みの涙は、混ざり合いながら、おばさんの頬を伝わって流れるのです。 ある日、仕事帰りの雨の夜更け、道の穴に足を取られて、ひどく転びました。コンタクトレンズも飛んでしまいました。一時間、二時間と人通りの無い夜更けの道路で、四つん這いになって捜し続けていましたが、見つかりません。突然、ぼんやり人影のようなものが立っていて、その人影は、「この夜更けに、何をしていられますか」と静かにたずねているのでした。落ち着いた老人の声でした。おばさんは、一部始終を話しました。老人は、「それはおきのどくです。私も捜してしんぜます」と静かな口調で言い、捜し始めました。刻々と夜明けが近づいています。「ありました」突然、老人が声をあげました。夜明けが迫っていました。東の方の空が少し薄明るくなってきました。「あった」老人の声が向こうの方でしました。二つのレンズは、おばさんの手に戻ったのです。親切な老人は、名前も告げずにさって行きました。おばさんの眼には、朝明けの光が東から射し始めるのをバックに、白髪の品の良い老人が立ちさって行く姿が見えました。昇ってくる太陽の光の征矢(そや)が、神々しく、消えていく老人の姿を包んでいました。 おばさんは、この時、突然、この老人こそは、神ではなかったと思ったそうです。 僕(團伊玖磨)も、この老人は神であったのだと思う。 緑中学校は、「人にやさしい学校づくり」をめざしています。学校休業中でストレスもたまることでしょう。また、3年生は、受験前で、不安な日々を送っているのではないでしょうか。しかし、このようなときこそ、人にやさしい気持ちをもってください。 「いっしーカード」 「幸せにはなるものでなく 気づくもの」 ・緑中学校の生徒、教職員、関係者であることが幸せ 3月5日(木) 朝のあいさつ
おはようございます。
昨日は、公立高校一般選抜の一斉出願を実施しました。担任の先生と懇談のうえこれから出願する生徒もいます。最後までしっかり考えて出願してください。 遠藤周作『勇気ある言葉』より ジャズ界の第一人者、渡辺貞夫と遠藤周作の対談。(昭和の時代) 当時、中学生の渡辺貞夫は、ジャズに夢中になり、様々な楽器をいじりはじめたのだという。当時、学ぶべき師がいなかったので、独学だったそうだ。レコードをすりきれるまで聞き、きわだった演奏者が演奏していることを聞くと、冬でも外にたって音を研究したと渡辺氏は語っていた。苦労してお金を貯め、クラリネットを買ったよろこび、ジャズだけではなく、クラシックのフルートも勉強して、それを役に立てた話、ことごとく面白かった。好きこそ物の上手なれという言葉があるが、渡辺氏の話を聞くとジャズが好きで好きでたまらないという感じがする。現代は、渡辺氏たちのような独学時代はさった。学校もあるし、たやすく留学もできる。海外の一流ジャズ演奏家者がくるから、冬の日、外にたって、きわだった演奏者の音を盗み聞きする必要もないであろう。 「じゃ、今の若い人たちとあなたたちとどちらが幸せだと思いますか」と私(遠藤周作)は聞いた。渡辺氏はすぐ、「私たちのほうが幸せだったと思います」 若い人たちは技術的にはうまい。しかし、何かが欠けているという。その何かとはジャズが好きで好きでたまならない心情である。 高校生のとき読んだ、狐狸庵先生こと遠藤周作の『勇気ある言葉』の一部です。昭和の時代の話ですが、平成の時代も令和の時代も、何か一つのことに熱中している若者は、たくさんいます。時代が変わっても大切なことは同じです。技術以上に勝る情熱を、緑中学校のみなさんも持って欲しいと思います。 「いっしーカード」です。 「真剣だと知恵がでる 中途半端だと言い訳がでる」 家庭向け学習教材データ「プリントひろば」の配信について
保護者の皆様
今般の新型コロナウィルス感染症の拡大予防に向けた臨時休業にご理解、ご協力いただきありがとうございます。保護者の皆様には、休業中、子どもたちの健康確保に努めていただくとともに、計画的な家庭学習や家族の一員として家事の手伝い等に取り組むことができるようお願いしているところです。 この度、大阪市教育委員会より子どもたちが授業を十分に受けることができないことによって、学習に著しく遅れが生じることがないよう、家庭向けプリント配信サービス「問題データベースプリントひろば」の利用案内がありました。 つきましては、各教科より連絡しております課題に加えて、必要なご家庭は次の【家庭向け学習教材データ「プリントひろば」 ご利用ガイド】を参考にご活用ください。なお、利用にはユーザーIDとパスワードが必要です。ユーザーIDとパスワードは保護者メールにて配信しております。保護者メールを登録されていない場合は、お知り合いの方に聞いていただくか、学校(6911-3688)までお問い合せください。 |