最後に、本校の生徒を代表して、生徒会、有志からの挨拶と、トロッターさんへ質問をさせて頂きました。

「自分が頑張れない、辛い時を乗り越えるには？」

という質問に対し、

「それでも頑張って、自分を信じて、頑張るしかない」

という答えが印象に残りました。

「諦めない心を持つことが大切だ」と語るトロッターさん。

それまでのにこやかな顔とは一転、真剣に向き合ってくださる姿に感動しました。

中にはサイン入りのカードやマスコットキーホルダーを頂いた生徒も！

みなさん、大切にしてくださいね！

講演会の中ではワークショップも行って頂きました。

・自分の夢を語る

・相手を尊敬する

・友情を育む

この３つに焦点を当て、みんなで楽しく考えます。

辛い時期、トロッターさんを支えたもの、それは、自分自身の「内なる声」です。

周りからどれだけマイナスな言葉を投げかけられても、支援者が自分から離れていっても、トロッターさん自身の心から

「まだ終わっていない。頑張り続けなさい。諦めてはいけない。」

という声が聞こえ続けていたそうです。

・高い夢を持ち、それを目に見える形で、一歩ずつ進んでいく力

・プレッシャーを力に、自信に変え進んでいく力

・どんな時もあきらめず、努力し続ける力

これらの「力」が、トロッターさんを再び表彰台に呼び戻し、金メダルへと押し上げたのでしょう。

お話は幼少期の頃から、オリンピックを目指した動機、様々な大会でのこと、そして挫折など、多岐にわたりました。

４００ｍの代表選手として、２度の金メダルに輝いたトロッターさんですが、その道のりの中には長く苦しい時間もありました。

競技生活悲鳴を上げていた膝の手術、そこから、３年もの苦しい時期を乗り越え、表彰台に戻ってこられたトロッターさんの話を全員が真剣に聞き入っています。