３月２３日(月）。子どもたちの声が、久しぶりに校舎の中から聞こえた今日、それを待っていたかのように、鯰江小学校の桜も開花していました。
　今日の穏やかな日差しと、時折吹く風で、ピンクの花弁がきらきらと揺れています。
　今年の桜は早い開花になりました。

　今日の目的の一つは、たくさんの荷物の持ち帰りです。クラスごとに時差を付けて下校する子どもたちは、いくつもの袋を下げていました。
　「さようなら」
　「また明日ね」
　明日は、令和元年度の修了式です。

　教室に入る前にはアルコール消毒、中に入ると、自分の席ではなく、市松模様のような、周りに距離を置いた指定席。長い休みの間に様子が変わってしまったのは仕方ありません。
　けれど、久しぶりに会う友だちとの会話は弾んでいたようで、笑顔もたくさん。授業をしたクラスもありました。
　入れ替わりの前には、机やドアの取っ手などを各担任がアルコール消毒です。

　３月２３日（月）。子どもたちが学校に帰ってきました。
　今日は、臨時休業中の登校日。クラスの半分ずつの児童が時間をずらして学校に来ました。
　ほとんどの児童がマスクを着用し、元気いっぱいとは言えない「おはようございます」のあいさつで学校の玄関を通っていきます。学校に来るのは嬉しいけれど…。表情からは複雑な気持ちが見て取れます。

　卒業式を終え、一旦、６年生や保護者の方が帰られてから、午後に写真撮影の時間をクラスごとに設定させていただきました。
　少しでも記念になればと、卒業式の立て看板、本校マスコットの「なまず大王」、そして担任似顔絵のチョークアートを運動場の真ん中に設置しました。有難いことに晴れ上がり暖かな日差しの中で、シャッターを切っていただくことができました。
　たくさんの方が列を作られ、この日の思い出の一コマを、写真におさめておられました。
　
　今回の卒業式につきましては、異例づくしでした。しかしながら、無事６年生の子どもたちを送ることができました。皆様のご理解ご協力に、心より感謝申しあげます。