パンと牛乳のみの簡易給食ですが、給食も再開されました。今日のパンはおさつパンで、サツマイモの甘味が感じられました。しばらくの間は教職員で配膳を行なっていきます。

今日から学校が再開され、２分割ではありますが、３学年の生徒が揃っての登校は２月末以来となりました。
１年生は２限まて学級活動を行い、３限に中学校生活はじめての教科の授業となります。２年生は１限に発育測定を体育館で実施しています。
３年生は、１限から教科の授業を行なっています。

「粛々と・・・」
（しゅくしゅくと：静かに物事をおこなう様子）

今日から午前と午後に分かれて、全学年で授業が再開しました。新しい学年・クラスにまだ慣れていない人も多く、特に1年生は中学校へ数えるほどしか登校していませんので、いつまでも緊張感が続いている人もいることでしょう。
芥川賞作家の津村記久子（つむらきくこ）さんが、新聞に次のような記事を寄せられていました。
「この状況下でも、近所のスーパーのレジの人の顔ぶれは変わらない。丁寧に、平常時と同じ声のトーンで、粛々（しゅくしゅく）と働いている。浮足立って不安と消費をあおり合う情報や言説（げんせつ：意見を言ったり物事を説明したりすること）を飛び交わせているけれども、自分には店員さんたちの忍耐（にんたい）強い落ち着きのほうこそ今の世の中をやり抜くリアルが感じられる。感謝しかない。」
今日から給食も始まり、これまで以上に消毒をしなければなりません。皆さんの登校前後に、先生方には協力して作業をしていただいています。合わせて、正門では健康観察をしていただいていますので、先生方のなかには昼食もそこそこに、時には食べずに皆さんが安心して学校生活を送ることができるよう、粛々（しゅくしゅく）と準備をしてくれています。津村さんの記事と先生方の姿が重なります。
今も不安を持っている人もいると思いますが、心を落ち着かせて、安心して過ごすために必要なことを、これからも皆さん一緒に粛々（しゅくしゅく）と取り組んでいきましょう。
ウィルスと共に生きていく新しい生活様式を身につけて、皆さんそれぞれの目標や将来の夢に向かって歩み出しましょう。