植物が成長する条件 準備(5年)
植物の発芽の条件を調べた後に、発芽した種を成長させて、植物が元気に成長するためには何が必要かをしらべる実験をします。
今年は、いつもよりも発芽する種がすくないために、発芽の実験と並行して、成長の実験の準備をしています。 成長のために養分がいるかどうかも実験の条件になるので、養分のないバーミキュライトという土と、種ポット、ツルナシインゲンのたねを準備します。 芽がでないこともあるので、一つのポットに3つずつ種を植えておきます。発芽して一番元気な苗を使って、実験を続けます。 底から水がすえるように、トレイにいれて、暖かくて雨の当たらない場所に置いておきます。 実験を始めてから、4日目。こちらも少し発芽してきました。発芽の実験で芽が出たインゲンもいっしょに植えておきます。(黒いポットに発芽したインゲンがいれてあります。) 種子が発芽する条件2(5年)乾燥(かんそう)してしまうことを防ぐために、週末は多めに水をあげることにします。 水がない条件の「い」には水をかけずにおいておきます。 空気がない条件の「う」を作るには少し工夫がいります。水をいっぱいいれ、空気にふれないようにして、さらにふたをしたものを用意しました。 温度の条件が同じになるように「あ」「い」「う」を発砲スチロールの入れ物に入れておきます。発泡スチロールは温度が高く保てるのでこの実験に向いています。 冷蔵庫の中は普段は暗いので、こちらもふたをして暖かいところへ置いておきます。 温度を低くするために「え」はれいぞうこの中に置いておきます。 これで準備は完了です。生き物を使った実験なので、うまくいくかどうかはわかりませんが、次回結果をお伝えします。お待ちください。 種子が発芽する条件1(5年)
夏から秋にかけてたくさんの種ができたヒマワリやマリーゴールド。
種が学習園にたくさんおちているはずなのに、冬の間、芽がでないのはなぜだろう。 みなさんは不思議におもったことはありませんか。 種を植えた後、根や子葉が生えてくることを「発芽」と言います。 冬には発芽しないことから 植物が発芽するためには必ずそろわなければならないことがあるようです。 今回は発芽には何が必要なのかを実験します。 種まきをした時のことを思い出してみましょう。どんな準備をしましたか。 植木ばちに土を入れ、1cmくらい掘って、種を入れましたね。そして暖かいところに置いて、水やりをしました。 つまり発芽にいりそうなものは、「土」、「温度」、「日光」、「水」かな。 でも、この中には、実は、発芽のためには必ずしもいらないものがあります。例えば土の中に種を入れるのだから「日光」は当たっていませんね。また、水栽培(さいばい)という方法もあるので、「土」も必要はありません。 かわりに、周りにいつもあって、気付きにくいですが「空気」もいりそうですね。 つまり「水」「空気」「温度」が発芽に絶対に必要なものだと考えられます。 この考えを確かめるために、次のような実験をしてみましょう。 写真のようにふた付きの透明なカップ、保水のためのだっしめん、ツルナシインゲンの種を準備します。 次にカップの中にだっしめんをしきつめ、種を3つずつまいておきます。3つにするのは、1つだけだと、発芽しない種がある場合があるからです。 水、空気、適当な温度がそろっている場合と、それぞれ一つがない場合を調べるために、カップを12個用意しました。これは、できるだけ実験の確からしさを高めるための工夫です。 アブラナの花のつくり外から「がく」「花びら」6本の「おしべ」1本だけある「めしべ」です。写真では上から下へと並べています。よく見ると、おしべの近くには黄色い「花粉」があるのも見えると思います。 下の写真はアブラナの実です。実の中には種がたくさん入っています。(少しでこぼこしているのが種です)昔の人は、この種をしぼって、行灯(あんどん)などをともす油をつくっていたんですよ。 アブラナ(菜の花)が咲きました。5年生では最初にアブラナの花のつくりを観察することから学習が始まります。5月になると、もうアブラナの花は咲き終わっているので、ホームページに掲載しました。 |