誰にとっても初めての暑い暑い8月の授業でした。プール水泳の授業もなくなったので、ほんの少しの涼を求めて、水遊びを楽しんだりもしましたが、子どもたちにとっては、満たされない1学期だったと思います。
真夏にマスクをつけての生活は、なかなかしんどいものがあります。元気に声を出すのもためらわれたり、身体的な距離が友だちとの協力体制にもよそよそしさを感じさせたり、活動の制限以上に、気持ちの面でのしんどさがあったのではないでしょうか。子どもたちが、もっとリラックスして、もっと自由に体も心も羽ばたかせることができる環境にしていかなければならないと強く思います。
新型コロナウイルスと共存することが難しい脆弱な社会をつくったのは大人です。経済的効率ばかりを求めて、いざというときの備えを怠ってきた責任をとらなければなりません。誰もが幸せに暮らすために、何を大切にして、これからの社会をどのようにつくっていくのか、価値観の転換を図る必要があるのではないでしょうか。
短い夏休みですが、体と心をリフレッシュし、2学期も、まずは健康第一で、新しい生活様式の中に面白いことを見つけて、学校生活を楽しむことができればと思います。
長い臨時休校に続き、分散登校、気が付けば8月半ば、保護者・地域の皆様には本当にいろいろとご理解・ご協力を賜りましたことを心から感謝申し上げます。
今後も急なお願いや変更など、何かとご迷惑やご負担をおかけすることと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
健康に気をつけられ、穏やかな夏休みを過ごされますことを祈っております。ありがとうございました。 校長 久保 敬