今週、６日から地域ボランティアの方々による「絵本読み聞かせ」が再開しました。子ども達はこの日を楽しみに待っていました。

　例年であれば、運動会に向けた取組に熱が入っている時期ですが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で例年通りの運動会が実施できず、残念な思いでいっぱいです。子どもたちはもちろん、保護者の皆様も同じ思いだと推察しております。
　運動会としては実施できませんでしたが、何とか子どもたちの活躍の場を保障するために、体育参観として規模を縮小して実施できる運びとなりました。現在、子どもたちは演技の練習に精一杯取り組んでいます。
　子どもたちの頑張る姿を見て、今月の「友だちの日」に次のような話をしました。

　今みなさんは、間近に迫ってきた「体育参観」に向けて、練習に励んでいますね。一生懸命力を合わせて演技の練習をする様子を見て、校長先生はとてもうれしく思っています。本番がとても楽しみです。
　みなさん、2学年ずつの仲間と一緒に演技をする楽しさや喜びは何だと思いますか。楽しさはいくつもあると思いますが、校長先生は、多くの人数で一つのことを作り上げることが楽しいと思います。一人で演技することも楽しいのですが、多くの人数ですると、楽しさが何倍にもなると思います。みんなで動きをそろえることを何度も練習してうまくいったとき、全身で「やった！」と叫びたいぐらいうれしいですよね。これは一人では味わえない感動です。人数が多くなればなるほど難しくなるので、成功した時の喜びはどんどん大きくなりますね。ですので、最後まで諦めずに仲間と声をかけあって、いい演技をめざしてほしいと思います。例えうまくいかなくても、仲間と頑張ってきたことは自分たちにとってとてもいい経験になります。今回はうまくいかなくても、次の成功に必ずつながります。練習がしんどくて嫌だなと思っている人もいるかも知れませんが、どうせなら自分のためになるよう、いいように考えてほしいと思います。楽しさや喜びを仲間と一緒にたくさん味わってくださいね。みんなで応援しています。

　体育参観で子どもたちの頑張りがたくさん見られるのが待ち遠しいですね。子どもたちの頑張りを認め、またたくさんほめてあげてくださいね。よろしくお願いいたします。

校長　剣持　明広