今回の校長室の窓vol18は、前回に続き、読書のお話です。前回の校長室の窓で、「読書をする子どもは学力が高くなる傾向がある」というデータをお示ししました。
では、読書する時間は、どのくらいが適切なのでしょうか。上図をご覧ください。このデータも、令和元年度の全国学力・学習状況調査のものです。データを読み取ると、「読書をすればするほど、学力が高くなる」というわけではなさそうです。「毎日、2時間以上」の読書している児童よりも、「毎日、30分〜1時間」、「毎日1時間〜2時間」の読書をしている児童の方が学力は高くなる傾向にあります。
2時間以上の読書をすると、勉強する時間が減ったり、睡眠の時間が減ったりするからだと思われます。子どもたちにはそれぞれ個性があり、程よい読書の時間も一人一人違ううでしょう。ご家庭でも、子どもたちに本や活字に親しむ機会を設けていただくとともに、程よい読書の時間についても、お話いただれけばと思います。
次回の校長室の窓vol19は、「6年生の頑張り」です。
9月11日(金)の配信予定です。