令和2年度保健部研究計画
大阪市小学校教育研究会 保健部
1.研究主題 健康の保持増進のための実践力を高め、たくましく生きる力を育む 保健教育を追究する 2.研究の内容 (1)研究の内容 大都市大阪の児童を取り巻く様々な健康課題は多様化しかつ深刻な 状況にあり、健康教育の重要性が問われている。大阪市小学校教育 研究会保健部では、上記の主題を設定し2年間を見据えた実践研究 を推進し、令和2年度2年次の発表に取り組む。 〈成果〉 授業実践を通して、指導方法の工夫や学習資料の開発等について の討議を重ね研究を深めた。また、実践内容の児童の変容につい て分析や検討を加え、今後の研究に生かすようにした。さらに、 新学習指導要領での改訂ポイントを踏まえ、大阪市の授業のスタ ンダードモデルとなるよう授業展開を構築することができた。 ・児童の健康・安全に対する興味・関心が高まり、知識や意欲の向 上が見られた。 ・授業実践を通して研究を深め、指導方法、教材・教具について討 議を重ね授業力向上につながった。 ・研究討議会や各種研修会を通じて、研究グループの教員の保健教 育に関する意識が高まり、資質や指導力、教材の作成・活用に関 する力が高まった。 ・「心の健康」や「性に関する指導」の授業実践を通じ、児童の 「今日的課題である学び」が深まった。 ・幼・小・中の教員の交流が図られ、保健教育に関する系統性につ いて、見通しを持つことができた。 〈課題〉 ・今後も、教材・教具の開発、ICT機器の効果的な活用方法を工 夫し指導力の向上に努める。 ・全体計画を立て、継続的・計画的に、担任と養護教諭が連携した T・Tによる指導法を適宜取り入れる。それぞれの専門性を生か し、実践意欲をはぐくむため、個に応じた効果のある保健教育を めざす。 ・幼稚園、中学校、関係諸機関及び、大阪市教育委員会との連携を 密に、今後も研究活動を推進していく。 ・体育科保健領域において、評価規準、評価方法についての研究を 深める。 (2)研究の方法 ○心身ともに健康な子どもの育成を図る。一人一人が自分にでき ることを考え、心身ともに健康な生活を生涯にわたりおくるこ とができるよう考えたり、実践したりするための学習や活動を 模索する。 ○生活習慣の乱れ、いじめ、不登校、心身の不調、アレルギー疾 患、性に関する問題行動、飲酒、喫煙、薬物乱用、感染症等児 童を取り巻く健康課題を直視し、課題解決に向けたグループ研 究を進める。 ○大阪市教育委員会、大阪市教育センター、大阪市学校保健会、 指導助言のもと、連携した取組を進める。 3.研究計画 5月中旬 大阪市小学校教育研究会保健部 役員幹事会・全体会 7月〜9月 学校保健研修会の開催 授業研究指導案検討会 指導法研究 8月 「教育課程研修会」「学習指導基本研修会」「WYSH教育研修会」等にて研修 10月〜12月授業研究会・研究討議会、各グループで全市に向けた公開研究授業の実施 ・第1グループ 「体育科保健領域」の公開研究授業・討議会 ・第2グループ 「特別活動(学級活動)における保健に関する指導」公開研究授業・討議会 ・第3グループ 性に関する指導公開研究授業・討議会、 「大阪市の性に関する指導の現状を把握し、小学校6年間を見通した大阪市の児童の実態に応じた指導計画を立て、指導内容を検討し、今後の性に関する指導を推進する」(公開等が困難であれば、少人数開催・ビデオ発表・紙面発表等での研究活動を実施予定) 11月12日・13日 「全国学校保健・安全研究大会」参加・研修 令和3年1月 大阪市小学校教育研究会「総合研究発表会」保健部2年次発表会研究冊子作成 2月5日 大阪市小学校教育研究会「総合研究発表会」保健部2年次発表会・公開授業・講演会 3月上旬 大阪市小学校教育研究会保健部 役員幹事会・全体会 4.予定刊行物 令和3年2月5日 大阪市立榎本小学校にて、大阪市小学校教育研究会保健部 総合研究発表会2年次発表会公開授業・研究発表・講演会の実施し、研究紀要を刊行する。 20200717_こくり部運営委員会2いろいろと忙しい日々ですが、少し気分転換になるような 授業案を、新しいフォーマットで全市にお届けしたいねという 話になりました! こちらのホームページ上の「配布文書」より、授業案のデータに アクセスしていただけます! さらに、もっと手軽に授業案を読んでもらえる方法も準備中です! ご期待ください! 20200624_こくり部運営委員会1国際理解教育部では、第1回目の運営委員会を開きました! なんだかとても久しぶりな気がします! なかなか予定が立てにくい状況ですが、今年度もがんばります! 第2回 運営委員会
7月28日(火)に、福島小学校にて、第2回運営委員会が行われました。第1回目の運営委員会は、文章報告でしたので、部員が集合するのは、今年度初めてでしたが、指導案の形成や授業評価など、これからの活動について、活発な意見交流が行われました。
社会部 令和2年度活動方針
1.授業研究会の実施
本年度も、各学年1本、合計4本の研究授業の実施を計画している。 現在、研究員によって新型コロナウイルス感染症をとりまく社会状況の教材化なども進めている。合わせて今年度の研究主題に沿って、教育課程、指導法、評価の各方面からの研究の視点を設定し、研究を深めていく予定である。 2.教育研究会主催研修会への参加と支援→すべて中止 3.「社会のしんだん」→大阪市学力経年調査へ発展的移行 4.指導計画「第13次試案」のブラッシュアップ 新学習指導要領に即した実践に対応できるよう指導計画『第13次試案』(1次案)を作成してきた。文言等の最終調整を行っており、近日中に公開の予定である。 また、若手教員にも授業をイメージできるよう板書案を盛り込んだブラッシュアップ版となる2次案の作成に取り組んでいく。 5.家庭学習案の作成 新型コロナウイルス感染拡大防止のため行われた学校休業や分散登校により、社会科の家庭学習が従来よりも必要になった。そこで、市社研、研究員の作成した家庭学習案やワークシートの公開を予定している。今後も、必要に応じて公開していく予定である。 6.各研究大会の案内 第58回全小社研神奈川大会 期日 令和2年10月22日〜23日→23日午後のみ開催に変更 研究主題 人の営みに学び、未来を創る子どもが育つ社会科学習〜学んだことを社会や生活に生かす学習課程のあり方〜 会 場 横浜市立西富岡小学校他 提案者 酒井 航 (聖和小)→誌上報告に変更 令和2年度全小社研福岡大会 期 日 令和3年2月4日〜5日→変更検討中 研究主題 よりよい社会を形成して生き方を創りつづける社会科学習 会 場 福岡市立警固小学校他 提案者 柳原さえ子(天王寺小) ※近社研及び府社研は中止 7.総合研究発表会 令和2年2月5日に第36回総合研究発表会の社会部の発表を実施する予定である。開催方法については教育研究会にて検討中であるが、全小社研のデモンストレーションと位置づけ、公開授業及び研究協議会を行う予定である。 8.全小社研大阪大会に向けた体制づくり 会場校(野田小、古市小)を全面支援するための体制づくりを進める。全小社事務局と連携ながら、「学校の新しい生活様式」を踏まえた全体会及び公開授業、課題別提案のあり方を検討する。 (写真は昨年度東中川小での授業研究及び研究協議会のようす) |