校長室の窓vol44「児童アンケートの分析」その2今年度、本校では国語科の研究に力を注ぎました。国語科が専門の大学教授を本校に招き、教員の授業方法や子どもへの関わり方などの指導を仰ぎました。1年間を通して7回来校いただき、教員の授業見学や研修会を定期的に行いました。 アンケートの結果では、「国語の授業は、わかりやすい。」という質問の肯定的な評価が79%から83%に上がりました。また、「授業中に友だちと話し合うことは好き。」という質問の肯定的な評価の割合が77%から84%と大きく上がりました。感染症の拡大防止に最大限の配慮をしながら、国語科の学習を中心に、自分の考えを友だちに伝え、互いの学びを深めていくという授業スタイルに取り組んできた成果だと考えています。 私は、様々な個性をもった子どもたちが、自分の多様な思いや考えを伝え、互いに学び合うことを通して、学力は向上すると考えています。校長室の窓vol24とvol26でもお話したように、学習が定着するには、「話し合い」と「仲間との体験活動」と「他者に教える」という「学び合い」の活動が大切です。本校では、今後とも友だちとともに学び合う活動を積極的に取り入れ、学力の向上を図っていきます。 次回の校長室の窓は、「算数の探検」Part3です。大阪市内の私立中学校の入試で出題された算数の難問です。先日、6年生の子どもたちが考えて、見事に解くことができました。保護者の皆さんも、お子さんと一緒に考えてみてください。2月8日(月)の配信予定です。 校長室の窓vol43「児童アンケートの分析」2月の学校だよりでもご説明したように、今年度の本校の大きな目標は2つありました。1つ目は「児童の自尊感情を高めること」。2つ目は「児童の学力向上を図ること」です。 まずは、1つ目の「児童の自尊感情を高めること」についての分析です。「自分には、よいところがあると思う。」という質問の肯定的な評価の割合は、昨年度の63%から67%とやや向上しました。学校全体で、児童の良いところを称賛し、学年や学校の良いところを共感するように支援してきました。 一方で、保護者アンケートの「家庭では、お子さんのがんばったことやできるようになったことを褒めるようにしている。」という質問の肯定的な評価の割合は100%でした。今後は、ご家庭にも負けないように、さらに児童の良さを引き出し、褒めて共感し、自尊感情を高めていきたいと考えています。 2つ目の「児童の学力向上を図ること」についての分析は、次回の校長室の窓でご報告いたします。2月4日(木)に配信する予定です。 |