前回の続きからお話しします。
実は正しく実験をすると、酸素が減った分と同じだけ二酸化炭素が増えます。つまり、「酸素は3〜4%へるので、その分二酸化炭素が3〜4%になる」が正解です。このこともしっかりと覚えておいてください。
(言いわけ)先生はこの実験を何年もしているのですが、二酸化炭素が3%になることはほとんどありません。空気が入れ替わってしまうからなのか、気体検知管が悪いのか。実は、この実験に関しては、なかなか思った通りの結果が出ないことが多いのが現実です。(みなさんの先輩方の中には、3%を実現した人もいますよ!)
燃えた後の気体に二酸化炭素が多くなっていること、石灰水を使った実験でも見ておきましょう。
写真を見てください。上の写真はものが燃える前の気体。石灰水は透明です。下の写真は燃やした後の写真、石灰水は白くにごっています。
このことからも。燃えた後には二酸化炭素が増えたことがわかります。
気体は成分が少し変わるだけで、性質が私たちにとってものすごく変わることについては、次回お話しします。