6年生が、1年かけて取り組んできた文楽学習を5年生に伝える伝達式を行いました。
最初に、学習発表会ではリモートでしか見ることができなかった五條橋の段を生で見せてもらいました。その迫力に、息をするのも忘れたかのように見つめていました。

興奮さめやらぬまま、いよいよ３業に分かれての体験が始まりました。
三味線では、指すりをつけ、三味線とバチをもち・・・
ここまではよかったのですが、三味線は思ったより重く、バチも大きくすぐに手が痛くなってしまいました。それでも音が鳴る、6年生が誉めてくれて、嬉しくなりました。

太夫では、同様に道具の名前を教えてもらった後に、座り方、最初の挨拶である床本（太夫の台本）のいただきを教えてもらいました。その後早口言葉に挑戦しました。活舌が大切だという事を教えてもらいました。

人形では、鳴り物と人形に分かれて教えてもらいました。鳴り物に挑戦したものの、なかなか大きな音が出なかったり、同じリズムを刻み続けることができなかったりと苦戦していました。6年生に持ち方をアドバイスしてもらったり、そばで一緒にリズムを刻んでもらったりして、少しできるようになりました。

人形を実際に動かしてみると思ったようには動かず、ぎこちない動きになってしまいました。ペットボトルを使って、基本的な足の動きも教えてもらいました。

3業とも、思ってた以上に難しかったのですが、6年生は自分たちの経験を交えながら、わかりやすく、優しく教えてくれました。
5年生は、今日の体験をもとに、自分の役割を考えていくことになります。5年生の子ども文楽学習がスタートしました。
６年生のみなさん、ありがとうございました。引き続き5年生への伝達をお願いします。