市岡小学校では、「めざせ!ごきげんな学校」をスローガンにして、
子どもたちの自己肯定感や自己有用感を高めることをめざして、
さまざまな取組を行っています。
よりよい授業をめざして研究活動を行うのもその1つです。
本校では、授業(学習)のユニバーサルデザイン化と合理的配慮を進め
よくわかる授業づくりに取り組んでいます
授業のユニバーサルデザインのポイントは、
1.授業構成 2.授業行動 3.授業ルール 4.教室環境
などですが、
今年度は、特に「授業行動」に重きを置いて研究しています。
授業行動とは、授業時の教師の行動のことで、
発問、話し方や説明の仕方、立ち位置、机間指導、
板書やワークシートなどがあげられます。
発問や説明時、言葉だけではなく視覚的に支援ができないか。
書くことに課題がある児童にはどのような支援(ワークシート)が必要か
といったことも含みます。
そこで、クラスの実態や児童個人の実態を把握し、
それに対する支援を考えます。
児童一人一人が問題を解決するのに、
具体物や何か手助けになるものがないか。など、
クラスの実態、児童の実態に合わせた支援を考えていきます。
座る姿勢や手を挙げてから発言をするといった授業ルールや
座席配置や掲示物等の教室環境は、
学級経営の中で日頃から意識していくようにします。
主体的・対話的で深い学びのためには、
まず児童が自分の意見を持つことができなければなりません。
自分の意見を持つためには、
児童全員が学ぶことに興味や関心をもてるようにすることが必要です。
「勉強って楽しい!」
と少しでも児童が感じることができるように、
ユニバーサルデザインに基づいた支援を考え、共有し、研究を進めています。
6月23日(水)には、2つの授業がありました。
1つめは、午前中に行われた、6年2組の国語の授業です。
単元は、「風切るつばさ」です。
この時間は、登場人物の関係性を関係図に表すという活動でした。
こどもたちは、自分の考えを他の人に伝えながら、
関係図を作っていきました。
この授業は、
カリキュラム・マネジメントを進めるという意味でも行われ、
子どもたちに、出来事をまとめていくという
力をつけさせるために行われました。