今日の献立は「おさつパン、鶏肉と夏野菜のソテー、押麦のスープ、すいか、牛乳」でした。今日の給食で使用した、この季節ならではの旬の食材を2つ紹介しましょう。
<赤ピーマン>
赤ピーマンは、皆さんがよく知っている「パプリカ」とは違って、ふだん食べている緑のピーマンを約7週間かけて完熟させたものです。収穫まで日数がかかることや日持ちがしないためにあまり出回っていません。今日の給食では高知県産のものを15kg使いました。
赤ピーマンは緑のものに比べると、ビタミンCは約2倍、ビタミンEは約5倍、カロテンは約2倍多く含まれています。また、甘味が強く、ピーマン独特の臭いが少ないのも特徴です。
今日の給食では、ベーコンやなす、きゅうりなどの夏野菜といっしょにオリーブ油でいため、イタリア料理のカポナータをイメージした料理に仕上げました。
<すいか>
今日の給食室には、すいか栽培の歴史100年を超える鳥取県産「大栄すいか」が25玉届きました。すいかは中心部が一番あまいため、できるだけおいしさが均等になるよう独自の切り方で1玉を64に切り分けました。
アフリカ中南部が原産で、インドからシルクロードを経て中国から伝わったので「西から伝わった瓜」という意味から「西瓜」という字が当てられました。すいかは英語でwatermelonと呼ばれる通り90%以上が水分ですが、ブドウ糖、果糖、ビタミン、無機質なども含んでいるので、夏に汗をたくさんかいた後の水分補給としてはおすすめの食材です。また、シトルリンというアミノ酸は利尿効果を高めるので、体内の老廃物を排泄する効果もあります。すいかの赤い果肉にはトマトと同じ色素の「リコピン」が含まれているので、がんや老化を予防する効果も期待できるそうです。